名古屋市が職員を長期派遣して震災からの復興を手伝う「町ごと支援」をしている岩手県陸前高田市に22日、河村たかし名古屋市長が足を運び、戸羽太・陸前高田市長と意見交換した。名古屋市内の16の企業・団体も同行し、産業支援に力を入れることを約束した。
産業支援に向けた両市の意見交換会には、名古屋市内の建築業者や石材会社などの幹部たちが出席。復興に向けた現地の状況などを聞いた。河村市長が「支援したいという人はもっとおる」と話すと、戸羽市長は「復興に向けた大きな一歩になる」と応じた。
夜には、陸前高田市職員や企業関係者との懇親会も。参加した水産会社「中部水産」(名古屋市)の神谷友成さんは「陸前高田は豊漁でうまい魚が多い。港が復興したら、ここの魚をぜひ、名古屋で売りたい」と話した。