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[政治]ニュース トピック:菅首相
菅首相、「原発政策見直しは責務」 脱原発社会目指すと強調
2011.7.13 22:21
菅直人首相は13日夕、官邸で記者会見し、エネルギー政策について「原発に依存しない社会を目指す段階に来た」と強調した。退陣時期は今回も明言せず、エネルギー政策を争点にした衆院解散・総選挙を行うかどうかには「国民が選択すべき大きな政治課題だが、この問題でやることは一切考えていない」と答えた。
首相は「脱原発依存」について「計画的、段階的に依存度を下げ、将来はなくてもきちんとやっていける社会の実現を目指す」と表明した。同時に「原発政策の見直しを提起するのは、福島第1原発事故が起きた時代の首相としての責務だ」とも強調した。
ただ、「脱原発依存」の具体策には「かなりの議論を必要とする。私の任期で見直しができると思っているわけではない」と述べるにとどめた。
九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐり今月6日になってストレステスト(耐性検査)を導入するよう関係閣僚に指示し混乱したことについては、「私の指示の遅れなどによって迷惑をかけたことは申し訳なかった」と改めて陳謝した。停止中の原発の再稼働については「私を含めた4人で判断しようとなっている。大丈夫となれば稼働を認めることは十分ある」と述べた。
電力の需給対策については「今年夏と今度の冬については必要な電力供給が可能だとの中間的報告を受けている」としたものの、来年夏以降は「計画を立てていきたい」と答えるにとどめた。
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