もうフラゲしてる方もちらほらいるようなのですが…
2011年5月6日発売
『聖闘士星矢THE LOST CANVAS 冥王神話 25巻』
(http://www.amazon.co.jp/dp/4253216439)
最終巻です。オマケも5ページ、頑張りました!
…ですが、このページは最終話を描いた後、へとへとのアシスタントさん達を鞭打ってガクガクの状態で描いていたのですが…最後の最後で一ヵ所、本当に申し訳ないミスがあります。ごめんなさい…。
それでも、気持ちだけは更に押し込めたようなつもりで描いたので、どうか楽しんでいただけたら、本当に本当に嬉しいです。今まで、本当に有難うございました。
それと、最終話の載ったチャンピオンの時期に書いた記事ではなんとなく濁してはいたのですが改めて。
2011年5月19日(木)発売 週刊少年チャンピオン25号より
『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』 開始!
致します!黄金聖闘士12人のお話を外伝という形でしばらくまた描かせて頂きます。
もう少しだけ、お付き合い下さい。 本編では常に緊迫状態だったので、もっと違う面なんかも描ければいいなと思います。でも、色々とまた模索しながらという感じです。
こちらも楽しんでいただけるように、頑張ります!
本編は終了しましたが、まだまだ色々な事が進んでいるみたいです。
私も楽しみな事がちらほらと…
それとちょっと出遅れた感じも致しますが…ゴールデンウィークに向けて、私の父を始め、松島の皆、頑張っていたので…
松島観光協会(http://www.matsushima-kanko.com/)
観光情報(http://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/8,html)
実は福浦島という島へのチケットのイラストを去年、描かせて頂いたりしています。
五大堂や瑞巌寺、マリンピア松島水族館や伊達政宗歴史館、さかな市場…etc、色々楽しいです。
もう、子供の頃遊び回ってたエリアです!
勿論、松島だけではなく、被災地となった色々な場所、良いところばかりなので是非是非足を運んでみてください!
それでは失礼致します。
いやぁ;
前回の記事から変なところでご無沙汰してしまい申し訳ありません。
手代木です。
前回は帰ったその日に余震に見舞われ、家族と山の上に避難したりしておりましたが、ライフラインも比較的早く回復して、無事に過ごしておりました。結局、余震の影響もあって、会う筈だった友人とは会えなかったりしていましたが、実家に滞在中は、余震でぐちゃぐちゃになった実家の片付けや、石巻の親戚の家の泥かきの手伝いなどであっという間に時間が経ってしまいました。
でも、こういう時だし、連載中はまるで家族と入られる時間もなかったので、自分的にはこうして、父や母、祖父母の役に立てる(?)時間が出来たのは、本当に良かったなぁと思ってます。
もともとファミコン(ファミリーコンプレックス)なんで。
現在はもう通常業務に入り、外伝の原稿も進んでおります。
実家に滞在しているときは、余震もあったし、それなりにバタバタしていたので、こうして以前と変わりなく漫画を描く日常に戻っているのは、変な感じが始めしてしまいました。
とにかく色々感情も動いたし、考える事も体を動かす事も多かったので、そんな時間を無駄にしないよう描いていければいいなと思います。それと、実家の屋根裏を整理してて、色々自分ルーツみたいなのも大量に掘り出して(笑)、そんなものにも勇気付けられたりしたので、ちょっとだけ、下に実家にいる間の画像を貼っておきますね。
ルーツです(笑)。
左から小3~小6か中1あたりかと。
とくにシオンと童虎の絵は、今見ると凄まじく感慨深かったです。
えーと。魔鈴黄金時代ですね。
実家は一階は水が入ったのですが、二階が無事だったので屋根裏にある諸々は無事でした。ただ、余震のたびに屋根裏に重心がおかれて、回転するような揺れ方をするらしいので、自分のものは全て今いる関東の方へ移動してきました。その時の母親の、「思い出のものは手元に置いときなさい。ママのものはもう何にもなくなっちゃったから(母の実家は石巻です)」が、やけに残ります。
それと松島です。
他の地域に比べて被害は少ないですが、私が行った時はこれくらいはあちこち壊れていました。
この日は母と叔母と松島のあちこちを歩いて色々話を聞いていました。よく分け入っていた山の中でもモグラが何匹か這い出して死んでいたりしました。これも地震の影響なのかな?それと、一番左の写真は、以前叔母が暮らしていた家で、私も良く遊びに行っていたので、なんだか寂しかったです。
でも、実家にいた頃の自分の散歩ルートを辿ると、観光地というのもあるのですが、色々な場所にお参りするところがあって(小さい神社や祠)、こんな神様や島が、此処を守ったんだなと、そんな風に思いました。
勿論、あちこちでお祈りしてきました。
石巻です。
本当はボランティアにも行こうかと色々準備して行ったのですが、結局やっぱり自分の身内の片付けに終始していました。ここは、祖父の家の周りです。
夏は毎年、母方の親戚でこの家に集まって、河開きというお祭りを楽しんでました。祖父の家の前も出店がドーーーッと並んで、弟妹ときゃっきゃきゃっきゃ遊んでました。夜寝るときもお祭りのざわめきを聞きながら眠ったりして。それと、中高生からは、夏休みごとに、石巻に絵を習いに行っていたので、祖父の家に泊まりこんで通ったりしていました。
祖父の家です(祖父は震災とは関係なく他界しています)。
皆でお寿司を食べたり、お祭りで買ったひよこを放した中庭も、こんな感じです。
でも、なんと言うか、不思議な事もあって。
この家、だいたい天袋ギリギリまで水が入ったのですが、以前、父や母がこの家の様子を見に来たときはなかったようなのですが、7日の余震のときに天袋が開いて、中にあった色々が崩れて落ちていたのですよ。
その時、どうやらおじいちゃんが取っておいたらしい、私のデビュー作『DIE』が載ってるGファンタジーが、全然無事な状態で落ちていて、色々瓦礫が凄くて近寄れなかったのですが、何だか凄く、おじいちゃんが漫画頑張れよって言ってくれてる気がして、色々込み上げて堪らんかったです。
おじいちゃん、取っておいてくれていたんだなぁって。
私の里帰りはこんな感じでした。
個人的な事しか、してはこなかったのですが、もっとずっと大変な方々もいるんだと言う事はひしひしと伝わってきました。その度に、多少名が知れてる仕事をしているのに、当たり前だけど、芸能人みたいに膨大なお金の寄付も支援も出来ない自分が歯がゆかったりしました。
でも、避難してる山の上で「あら!史織ちゃんだべや!いづ帰ってきたの!?」とか、「震災のとき皆、必死で頑張ったんだど?頑張った話沢山あんだがら。」「皆が危機一髪で生きてんだがら。」「こういうときは顔見えて、一緒にいるだけで嬉しいいんだがら。一緒にいてやったらいいっちゃ。」とか「史織の現実は関東(あっち)なんだぞ。」とか。
やっぱり自分の出来る事をしていくしかないんだなと、思いました。
大事なものを大事にする。家族とか仕事とか、国とか。
うーん。
長くなりましたがこの辺で!!
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