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いわきの露天商15人、東電に9200万円請求
福島第1原発事故の影響で営業できなくなったとして、いわき市内の露天商でつくる「いわきブロック祭店連絡協議会」加盟の15人が21日までに、東京電力に計約9200万円の損害賠償を請求した。 請求額は3月12日〜7月11日までの4カ月の損害分。過去3年の年間売り上げの4カ月分を計算し、その9割を損害と算出した。20日、東電本社に賠償を求める通知書を郵送した。 協議会の石川次夫会長(46)によると、会員の露天商は茨城県北部から宮城県南部の祭りやイベントに出店していたが、事故後の4カ月間は花見や大型連休の行事などが行われず、売り上げが大幅に減ったという。 石川会長は「立ち入り禁止の警戒区域内ばかりか、30キロ以上離れたいわき市などでも仕事の場を奪われた。損害を補償するとともに、祭りができる環境に戻してほしい」と話している。
2011年07月22日金曜日
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