この度、井高野遊宴は、会員の皆様にお詫びしなくてはならない事態が生じましたので
このブログをもちまして、会員の皆様はじめ、ご来店の皆様に謹んで、お詫び申し上げます。
ご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません。
平成23年7月22日
井高野遊宴・店 主
さて、全くあってはいけない出来事が起きてしまいました。
それは、北海道産牛肉のランク「偽装」と言われても仕方のない内容です。
以下に「顛末書」添付いたしますが、かかる事態を招いたこと重ねて、謹んでお詫び申し上げます。
顛 末 書
弊社取引先・北海道岩見沢市「ミート清水」と井高野遊宴の仕入れ実態に関する顛末
当該期間 平成23年5月1日~平成23年7月22日
詳細
本日7月22日、予てより北海道岩見沢市「精肉店・ミート清水」に依頼していた牛肉がヤマト運輸の
期日指定便で到着した。
商品状況確認の為、到着後即時開封~商品チェックを行うと、明らかに肉質、色等に問題が感じられ
等級に疑問を抱いた。
私は、当該期間以降、オーダーは常にA5を指定しており、ここまで良い状態の肉が届いたいた為、安心し
ていたものの、本日到着の肉質は、これを大きく裏切る結果となっていた。
トレサビリティー「個体識別番号」に基づき、同肉の加工業者「スターゼン・石狩工場」に電話をし、格付けを
伺ったところ、出し元の営業所に確認をする様にと求められた。
指定された電話番号に電話をし、ご担当の方としばし内容に関しやり取りをさせていただいた。
当初、購入した「肉屋」経由でなければ格付けは教えられない、と申していらしたが、私の執拗なる問質しに
調べて折り返すとの回答を得るに至った。
内容「正式に然るべき筋からの文書等をお出ししないと教えて頂けないのか?トレサビリティーとは何なのだ」
30分を経過の後「スターゼン・札幌センター」より電話があり、次の様な報告がなされた。
「A4です。当方はA4としてミート清水様にお出ししています」といものだった。
ここに至る経緯の中で、スターゼンという食肉加工販売会社と当社の間に「商取引」は発生していない。
問 屋 小 売 店 商用利用
スターゼン←===→ミート清水⇒⇒⇒井高野遊宴
となる。しかし、加工元責任及びトレサビリティーという観点から等級確認をすることはやぶさかではないとの
結論に至り、私は「スターゼン札幌センター」に確認をした次第である。
後、岩見沢ミート清水に対し電話を入れ、ことの次第を詰め寄ったところ「申し訳ない」との回答を得た。
私は、会員の皆様に対しお詫びをしなくてはならないのでブログ上で、お詫びを申し上げる。
また、当該期間の出荷した商品を食べて頂いた皆様に、何らかのお詫びを考えるよう求めた。
結果、当該期間に召し上がられた皆様には、お詫びにジンギスカンを食べて頂いてほしいという、申し出が
ミート清水の社長よりありました。
以上
今回の件は、7年の取引実績と云う上に、胡坐をかいていた私どもにも責任があります。
もちろん、結果的にランクを違えて出していたのはミート清水であるが、私どもの責任も少なくは無い。
食に関する、安心、安全を人一倍叫んできた私にとっては恥ずかしい限りです。
今回の不手際、重ねてお詫び申し上げます。
私にとって魂である。
北海道の素材全てに愛着を覚え、誇りを持ち、お客様のお顔を下から伺わなくても済む様な素材の提供
私のプライドだ。この店をやって行く上での私にとっての最も大事な部分だ。
皆様には「素材に対する信頼、店に対する信頼」を
裏切ることになってしまい、本当にごめんなさい。
この店の会員さんは、普通の店のお客さん達とは違う。
値打ちを求め、価値を求め、本物を求めてきて頂けている。
そんな素晴らしい皆さんに、今回の様なことでご迷惑、ご心配をおかけすることになったのは本当に
辛く苦しい思いです。
今回のこと、ミート清水、並びに井高野遊宴この通り、
会員はじめご来店の皆様にお詫び申し上げます。
尚、当該期間にご来店頂いております皆様には、8月のお盆以降でミート清水と
井高野遊宴、共催の「お詫びイベント」をお約束申し上げます。
「注意」当該期間中にお出ししていた肉のランクはA4ですが肉の状態、質は申し分なく安心して召し上がって頂けるものでございましたこと付け加えます。
俺もショックだぁ・・・