現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事

宮城産の稲わら食べた松阪牛、放射能基準値下回る

2011年7月22日14時5分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 三重県は22日、同県大紀町の畜産農家から出荷された松阪牛のうち11頭の肉の放射線量の測定結果を発表した。すべてから放射性セシウムが検出されたが、いずれも20〜105ベクレルで、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を下回った。この農家は、東日本大震災発生後に宮城県登米市で収穫された稲わら約9500キロをえさとして与えていた。

 三重県によると、検査したのは、この農家で稲わらを食べた可能性のある70頭のうち津市の食肉店に残っていた11頭の肉約1100キロ分。すでに約1700キロが消費者や飲食店などに売られたが、健康に問題はないという。県は残りの牛の肉について残品を探し、検査を進めるという。

 県はまた、この農家に残っていたえさの稲わらから国の基準(1キロあたり300ベクレル)の約20倍の5909ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県はこの農家が保有するすべての稲わらを隔離して保管するよう指示し、稲わらを食べた牛439頭については出荷を控えるよう要請している。

検索フォーム

おすすめリンク

表層から海底へ。小魚からより大きな魚へ。私たちが口にする魚で「汚染の移行」が進んでいる。

検査方法から安全な水や食材の見極め方、対処法まで、50の疑問を専門家にぶつけた。

原発事故後しきりに「冷静な対応」を呼びかける学者たちがいた。今、どうしているのか?

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

検索

避難所にいる方々

亡くなられた方々

| 記事一覧

【東日本大震災】救援募金を受け付け中

●銀行振り込み
三井住友銀行新橋支店(店番216)普通2133184
【口座名】朝日新聞厚生文化事業団災害口
●郵便振替
「朝日新聞厚生文化事業団」(00110・8・449253)