国民の理解を得るためにも、「輪番休業」完全実施をー全日遊連

 全日遊連(原田實理事長)は7月20日、都内港区の第一ホテル東京で全国理事会を開催した。
 理事会では同組合参与の補充について審議を行い決議したほか、義援活動など同組合の東日本大震災への対応状況や、ホール5団体風営法検討会ワーキンググループ会合について現状や今後の活動内容について報告した。
 理事会冒頭、挨拶に立った原田實理事長は「(輪番休業について)東京都の状況を申し上げると、都遊協では事前に専務理事、事務局等が説得を行ったこともあり、1,090の全店舗で実施されている。店休を行う対象ホールは、取組の主旨をどうかご理解いただき、電力不足への対応について、引き続きご協力お願い申しあげる」と述べ、都内全てのホールが「輪番休業」を実施している現状を報告する一方、全国の一部ホール企業では「輪番休業」対象地域にも関わらず実施していない現状を踏まえ、改めて「輪番休業」実施を呼びかけた。
 理事会後の記者会見では、全国の「輪番休業」実施状況が話題となり、執行部側は「東北では1社、輪番休業をしていない」と必ずしも対象ホールが完全に実施している状況で無いことを報告。その上で「今回の輪番休業実施にかける想いは原田理事長を中心に非常に大きい。また決めた事が出来ないのでは業界団体として存在意義に関わる。今は業界として非常に大事な時期だ。それでも足並みから外れるホールは同業とは思えない」(大城正準副理事長)と語り、業界全体がより結束する必要があると主張した。

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