繁忙プラス怠惰で、またもや長いご無沙汰、恐縮しております。

さて、弊ブログの直近記事に「釈子・創価門流」氏よりコメントをいただいた。他所で見覚えのあるHNだ。弊ブログに創価シンパのコテハン(固定HN)による反論コメントが寄せられるのは珍しい。その勇気に敬意を表して、コメント欄でなく本文記事として応接させていただく。本文記事の統一トーンとして「である」調で書かせていただく。ご了承願いたい。

>>創価学会・男子部員でございます。
>>パッチワーク板マンダラ・偽書二箇相承書類・創作日蓮本仏論・デッチアゲ五一相対を唱える者でございます。

教義の根幹に関わるそれらの主張は、学会でも未だ公式にも非公式にも表明されていないはずだが、学会員を名乗って学会と異なる歴史認識を声高に述べる人がネット上には多い。私にはそれが不思議でならない。

ちょうどよかった。もしかしたら公式に表明した文書があって、私が知らないだけかも知れないので、「釈子・創価門流」氏にお願いしたい。上記4点の主張の論拠を学会公式資料から引用提示していただけないだろうか。

>>(蛍さんの掲載した供養一覧は、一部です。
>> 日蓮聖人のお弟子様などの供養までは記載されておられませんしね)

あのリストは現存(曽存)御書から抽出した御供養一覧に過ぎないので、一部でしかないのは言わずもがなのことだ。だからどうだと言いたいのだろうか。

  
>>>>資産10兆円と言われる超金持ち教団が
>>
>>⇒そんなにはございません(大笑)
>> 「事実求是」の標語と釣り合わないお言葉かと。

「資産10兆円」の論拠は下記の衆議院委員会議事録による。委員として同席していた公明党の北側一雄、冬柴鐵三、山口那津男の3氏も、国税当局も、否定していない。当たらずとも遠からずの数字だったのであろう。ゆえに、「資産10兆円と言われる」と伝聞体で学会の「超金持ちぶり」を修辞したまでのことだ。国会内で公式に語られた情報を私が伝聞として扱うことは、弊ブログの「実事求是」テーマと何ら矛盾するものではない。

仮に10兆円が5兆でも1兆でも、学会が超資産家であることは論を俟たない。週刊ダイアモンドがその後掲載した客観分析資料を出すまでもないだろう。(学会副会長がダイアモンド誌の同記事を名誉毀損で訴えたが、敗訴している)

[10兆円の元ネタ]
第134回国会 宗教法人に関する特別委員会(平成七年十一月七日開会) より抜粋。

○熊代委員 (抜粋)創価学会さんも日本全国に文化会館、婦人会館、創価青年会館、ちょっと資料を取り寄せてみましたら、この袋いっぱいに名前の一覧と登記謄本が入っておりますけれども、両方合わせてですけれども、つくっておられるということでございます。他の法人も追随しておられる。国民は大変にいぶかしく、不愉快に思っているところでございます。
 ところで、そういう現状の中で、税務調査でございますけれども、宗教法人法は今回の改正によっても立入検査はできない。質問のために立ち入るときには同意があればできるということでございますが、立入検査そのものはできないということですが、税務調査上は立入検査をしていらっしゃるのかどうか。
 立入検査ができるならば収益部門の状況を把握されるわけですから、収益部門がどうかの判断をするためには公益部門も知らなければならないということで、これまた最大の宗教団体でありますので例にとらせていただきますが、創価学会さんについてその資産の状況を把握されていると思います。朝までテレビで、すべて大蔵省さんにお知らせしていると答えられた人もいらっしゃるようでございますけれども、その資産の状況をお伺いしたいということでございます。我々が内々にいろいろ聞いたところでは、創価学会さんは不動産資産九兆円、流動資産一兆円というような堂々たるお力を持っておられるというようなことでございますが、こういう数字につきまして、大蔵大臣、御見解をお伺いしたいと思います。
○若林政府委員 お答えいたします。
 国税当局といたしましては、常日ごろからあらゆる機会を通じまして課税上有効な資料等の集積に努めておりまして、課税上問題があるという場合には実地調査を行うなどいたして、課税の適正化に努めております。
 そこで、宗教法人の場合につきましても、収益事業を営む法人でございますとか源泉徴収義務のある法人を的確に把握いたしまして、また、課税上必要があると認められる場合には、損益面、資産面の両面から深度ある調査を実施いたしておるところでございます。ただ、このような調査等によって把握いたしました事実関係につきましては、これは個別の事柄に当たるということで、従来から答弁を差し控えさせていただいておりますことをひとつ御理解いただきたいと思います。
○熊代委員 今の御答弁は、知っているけれども答弁は差し控えさせていただくという趣旨だと理解いたしまして、大間違いたとも言われなかったし、合っているとも言われなかったわけですが、まあそういう話でございます。
 それで、これは事柄をまじめに考えていただかなきゃいけないと思うわけでございますが、公益であるということについて極めて緩い判断しかできない。しかし、公益と判断したとしても税法上の特典を公益法人に現在のように激しく与えることが妥当であるのかどうか、しかも政治活動もやっている、こういうことですね。
 既に質問で出ましたが、アメリカでは政治活動をやった場合には公益法人は税制上の特典を剥奪されるということでございまして、税制上の特典を剥奪されれば公益法人としてほとんど実益がないということでございます。政治活動というのは、特定の候補の当選もしくは落選を目的とする活動というふうに定義されております。そういうことも参考にして、これは根本的に考えなければならないということでございます。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/134/0190/13411070190005a.html

委員として参加していた公明党の大幹部達が非難も否定もしなかった「10兆円」を、釈子・創価門流氏が彼らに代わって論駁できるのなら、是非伺いたいものだ。

>> ちなみにですね、創価学会が日蓮正宗に供養してあげました金額は、兆もございません。
>> 実数は、伏せておきますが(笑)

「供養してあげました」はすなわち「供養してやった」という意味だ。これは現創価学会がよく口にする言葉だが、この御供養の精神にもとる恩着せがましい表現を見ただけでも、池田創価学会は破門されて当然だったと言える。

それにしても、「実数は伏せ」つつ「兆もございません」と書いたところで何の説得力もない。「資産10兆」を否定する論拠にもなっていない。一体何が言いたいのだろうか。正本堂等の本山建築や各地の寄進寺院等をすべて足し合わせても兆の位に達しないだろうことは素人目にも分かることなのだが・・・・・。

>>>>「今経済的に大変なときですが、皆さんよろしくお願いします」と平然と言い放ったことがある。それを聞いて私は唖然とした
>>⇒創価学会の経理部門などでしかわからないのに、蛍さんがおわかりになられているとは到底思えません。
>> なので、このお言葉は「無意味」なお言葉になるのでは?と思います。

これも文意がよく分からない。宗教法人という隠れ蓑によりブラックボックス化した経理の具体的数値は分からなくとも、創価学会の種々御振舞からも、その金満ぶりは見てとれる。無駄に増え続ける箱物(学会施設)、高額美術品の収集、さらに総計6000にも及ぶギネス級の名誉コレクションの背景に漂う銅臭・・・・etc.。金満教団にしかできぬ芸当だ。そんな超金持ち教団が、経済逼迫した世相も顧みず信者に金をせびる様を見て、「唖然とした」とコメントしたまでだ。そちらが「無意味」と思うのは勝手だが・・・。

釈子・創価門流氏のコメントは連続投稿でさらに続く。

>>>>学会プロパガンダ批判ブログです。特に「世界の知性は池田先生を求めている」の詐術を海外資料をもとに検証します。
>>
>>⇒このような労力が御ありでしたら、パッチワーク板マンダラや創作日蓮本仏論や偽書二箇相承を考察されては如何でしょか?

私の労力の配分は私が決めることだ。
釈子・創価門流氏の趣味趣向に私が付き合わされる義理はない。
それに、本ブログは学会検証ブログだ。学会見解でもない(他門流からの受け売りの)我見に一々相手している暇はない。

ただ、前述したように、「パッチワーク板マンダラや創作日蓮本仏論や偽書二箇相承」とする学会公式見解があるのなら、それを提示してくれれば、あらためて考察してみたいという想いはある。