電気供給止まりプール冷却停止
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電気供給止まりプール冷却停止

7月22日 9時16分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所で、3号機と4号機に外部から電気を供給している送電線の設備でトラブルがあり電気の供給が止まりました。これにより、3号機の使用済み燃料プールを冷却する設備や、汚染水を浄化する設備などが止まっていて、東京電力が原因を調べるとともに、復旧を急いでいます。

22日午前7時10分ごろ、福島第一原発で3号機と4号機に外部から電気を供給している送電線の、遮断器と呼ばれる安全装置で電流が過剰に流れるトラブルがあり電気の供給が止まりました。この影響で、3号機の使用済み燃料プールを冷却する設備や、汚染水を浄化する設備などが止まったほか、収束作業の拠点となっている免震重要棟に電気が送れなくなったということです。免震重要棟では非常用の発電機が動いて電気が供給されているほか、それぞれの原子炉での注水や窒素の注入は、別の外部からの電気によって続いているということです。また3号機のプールの温度はおよそ30度で大きな変化はないということです。このトラブルによる外部への放射性物質が漏れる影響はなく、原発の周辺にあるモニタリングポストと呼ばれる放射線を測定する機械も変化はないということです。現場では外部電源の工事をきのうから行っていたということで、東京電力が原因を調べるとともに、復旧を急いでいます。