バスケ青春の詩

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自分の想いの言葉を綴っています。

守るべき規範

2011-07-22 06:37:34 | 記事一覧
平成23年7月22日 金曜日
 
「守るべき規範」


規範とは、社会や集団において個人が同調すべきために期待する行動や言動を言います。


また、集団がある目標を持った秩序ある組織になるために、

あるいは社会という秩序の枠内で行動するために慣習的に守るべき簡明なルールを言います。


そこに属する個人が同調して守るべきルールを言います。


たとえば…
アメリカのニューヨーク州のウェスト・ポイントにある米陸軍士官学校はその所在場所から


通称「ウェスト・ポイント」と呼ばれています。


この学校は、日本で言えば、防衛大学と陸上自衛隊の幹部候補生学校と同じです。


いわゆる、指揮官たる
資質をその学校で教育します。


指揮官たる資質の教育とは、

『ウェスト・ポイントでは人格教育を行うのだ』と言われています。

つまり、人格高潔なリーダーを育成するのですが、

人格高潔なリーダーとは、たとえ非常に緊迫した事態にあっても
完全に信頼できる者であり、


自分の利益のことよりも、我が身を犠牲にしてまでも、


常に共同体(仲間達)
の利益を優先する者をいいます。


そんな人物は、いかにウェスト・ポイントで教育されても、

簡単に作られるものではないでしょう。

ただ、ウェスト・ポイントには簡単明快な
「オナー・コード」という規範があります。


これを行うことは、
簡単に思えますが、

簡単だからゆえに、
難しいともいえます。

それは、つぎの道徳的な規範を言います。


「士官候補生は、
 ・うそをつかない。
 ・人をだまさない。
 ・人の物を盗まない。
 ・また、それらの
  ことをする者た
  ちを見逃しては
  ならない。」


一見すると、実に簡単なことだと思いますよね。


あなたは、この道徳的規範を守っていると、
自信をもって言い切れるでしょうか?


私は、この歳になっても、言い切る自信は正直ありません。


人の物を盗むことはありません。


ただし、嘘も方便と言いますし、


酒飲みに突然誘われて断るのに、嘘をつき相手を騙すこともあるでしょう。


特に、これらの規範の中で難しいのは、

「・また、それらの
  ことをする者た
  ちを見逃しては
  ならない。」

だと思います。

何故なら、これは仲間を売ることになるからです。

「・うそをつかない。
 ・人をだまさない。
 ・人の物を盗まない。
 ・また、それらの
  ことをする者た
  ちを見逃しては
  ならない。」

仲間が嘘をつかない、人を騙さない、盗まないということは信じることは出来ます。


しかし、信じている者が…それをすることは仲間を裏切ることです。


仲間を裏切ることは、
仲間の団結を揺るがすことです。

何故なら…
嘘をつく、人を騙す、盗む

そんな者を仲間として信頼できるでしょうか?


信頼できない仲間と
団結することなどできないでしょう。


ですから、それをした者を許すことは同期の仲間の団結を揺るがすことなのです。


しかし、それはジレンマでもあります。


だからこそ、人格高潔なリーダーとは、

まさに稀有な人物なのです。

そうありたいと努力することこそが大事なのだと思います。



私は我が子達を育てるのに、我が子達に示した規範は…


ひとつ…
「挨拶をする。
挨拶は人間関係を作る第一歩となる行動だから」

ひとつ…
「相手を傷付ける嘘や
、自分が行った行為を隠すための嘘をついてはならない。

これらの嘘は、自分が行った事実で怒られないために、その事実を隠す行為です。

やってしまった事実から逃げてはいけない

いずれ、そのことを後悔し、自分が惨めになるだけです。」


ひとつ…
「自分がされて嫌なことを人に対してやってはいけない

その痛みがわからないからやってしまう」


この三つのことを人としての規範となる事項として言い続けて来ました。


今でもそれを規範とする想いは変わることはありません。
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