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【大リーグ】祝500号!!斎藤がライバルを語る 最多の13被弾も1本損してる!?2011年7月22日 紙面から 日米を股にかけて松井との真っ向勝負を挑み続けた男がいる。ブルワーズの斎藤隆投手(41)だ。横浜時代から決して逃げることなく挑み続けた男は、その代償として背番号55に最多13本のアーチを浴びた。そんな斎藤が感じた打者・松井秀喜の正体とは−。日本球界時代の思い出話を含め、ライバルの存在を語ってもらった。 (聞き手・大城和美) 彼には本当によく打たれている記憶がいっぱいありますね。特に横浜時代の96年はボクも奪三振王になれたんだけど松井にヒットを打たれた7本がすべて本塁打。全部よく覚えてますよ。打者と投手の相性の良さって、やっぱりタイミングでしょうね。1度ね、すごい当たりが東京ドームの屋根に当たって、ライトフライになったんですよ(注1)。だから彼は1本、損しているんじゃないかな(笑)。 やっぱり打たれればいつでも悔しい。だからいつも、どうやって抑えるかを考えてました。彼が(日本時代に)優れていたのは、全方向に本塁打を打てたこと。普通の打者だったら左方向には長打はないと分かれば、そっち側に打たせるように組み立てるのは可能なんです。やはり全方向に放り込む打者には失投はできない。それが彼の強みじゃないですかね。ボクが打たれたというよりは、彼はもう誰でも打っていましたからね。 500号到達は日本球界では9人目? やっぱりそれだけすごい選手なんですよね。日本のファンも待ちわびていたでしょう。彼とはまだお互いに戦う者同士なのでエールというのは違いますけど、次の新たな記録に向かって頑張ってもらいたい。 (ブルワーズ投手) ※注1 1996年9月3日の巨人対横浜戦。8回に松井の放った特大の打球が東京ドーム天井に直撃して落下し右飛。ローカルルールで天井に当たってもボールインプレーとなり、捕球されればアウトになる。 PR情報
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