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【プロ野球】

ヤクルト荒木 故郷でMVP

2011年7月22日 紙面から

MVPに選ばれ、つば九郎と喜ぶヤクルト・荒木

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◇フレッシュオールスター 全イ10−0全ウ

 故郷に錦を飾った。富山出身のヤクルトの荒木が6回の代打から出場、左越え適時二塁打を含む2安打を放ち、遊撃守備でも6回裏に山下の中前に抜けようかという打球をダイビングキャッチ。攻守にわたる活躍で最優秀選手に輝いた。

 「昨年はヒットが打てなかったので、ホッとしました。守りも難しかったが絶対に捕ろうと思った」と荒木。高卒新人の山田に遊撃のスタメンを譲ったが、親族ら20人以上が観戦。気持ちは高ぶっていた。中学3年まで過ごした富山県小矢部市に正月に帰省するとお墓参りを欠かさない。富山アルペンスタジアムでも中学の時、1度プレー。愛着ある故郷での晴れ舞台だった。

 昨年は新人ながら1軍の開幕スタメンに名を連ねたが、定着できなかった。フレッシュ球宴も2年連続出場。昨年は守備で2つの美技をしたが賞とは無縁。「打たなきゃだめですね」と雪辱を胸に秘めていた。

 今季は前半、失策が原因で2軍落ちを経験。「きょうはがむしゃらにやった結果。自分としても乗っていきたい。チームに戻ってもやっていきたいし、優勝を目指すチームに少しでも貢献したい」と誓う。100万円の使い道は「貯金しようかな。いや、両親にプレゼントします」。フレッシュ球宴の主役は、セ・リーグ首位のヤクルトの孝行息子だった。 (後藤慎一)

 

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