全日空 新格安航空会社設立へ
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全日空 新格安航空会社設立へ

7月21日 23時45分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

全日空は、アジア最大手の格安航空会社の「エアアジア」と提携して成田空港を拠点とした新しい格安航空会社を設立し、来年の夏に運航を始めることを正式に発表しました。

これは21日、全日空とマレーシアに本社のあるエアアジアグループが発表したものです。新会社の名前は、「エアアジア・ジャパン」で、全日空が67%、エアアジアが33%出資して来月設立される予定です。成田空港を拠点として来年8月をめどに国内線と国際線を運航し、料金は従来の半分から3分の1となる見通しです。全日空はエアアジアと組むことで新たな利用者を増やす一方、エアアジアは日本に乗り入れることで、グループのネットワークを強化するねらいがあります。全日空はすでに別の会社と関西空港を拠点とした格安航空会社を設立しており、この分野で2社目の会社を作ることになりました。記者会見で全日空の伊東信一郎社長は「首都圏の空港の発着枠が今後拡大する一方で、関西圏には2000万人の人口があり、関東と関西の双方で新たな需要を掘り起こしたい」と述べました。格安航空会社を巡っては、アジアやオーストラリアの航空会社が相次いで日本に乗り入れているほか、日本航空も参入を検討しており、格安航空会社の競争が本格化することになります。