OS X LionはApple史上最高のOSです。これだけの新機能がはじめから用意されているだけでなく、
その一つひとつが組み合わされ、Macでの体験をさらに驚くようなものにするからです。
アクセシビリティ
各国の言語で読み上げ
OS X LionのVoiceOverには、アラビア語、英語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語(ポルトガル)、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、スペイン語(スペイン)、スウェーデン語、トルコ語、中国語(広東)、中国語(中国)、中国語(台湾)の22か国語でテキストを読み上げる音声が用意されています。そのほか、ギリシア語、ヒンズー語、インドネシア語、ルーマニア語、スロバキア語、タイ語などの言語と、英語(英国)、英語(オーストラリア)、英語(南アフリカ)、スペイン語(メキシコ)などの地方語は、あとからダウンロードして追加できます。
高品質の音声
Lionに内蔵された音声に加え、VoiceOverユーティリティから、より高音質のバージョンをダウンロードできます。「スピーチ」パネルにある「声」のポップアップメニューで「カスタマイズ」を選択しましょう。
様々な言語でMacを設定
LionはVoiceOverに組み込まれている22か国語に対応するので、Macでほとんどの言語を設定することができます。
ピクチャインピクチャのズーム
Lionの画像拡大機能は、ピクチャインピクチャ表示にも対応しているので、拡大した領域を別のウインドウで表示し、ほかの部分をもとの大きさのまま残しておくことができます。ウインドウがカーソルを追って動くようにするか、ウインドウを一か所に固定して、操作する領域だけを見せるようにするかを選べます。
国際ブライユ点字表
Lionは、幅広い言語に対応する80以上の新しいブライユ点字表をサポートしています。
ブライユ点字の冗長性レベル設定
ブライユ点字ディスプレイを使う時の標準の冗長性レベル(知りたい情報の量)を指定できるようになりました。冗長性レベルは、アプリケーション、チェックボックス、Dockのアイテム、見出し、画像、リンクといった特定のコントロールに対して設定することもできます。
高解像度のカーソル
Lionでは、カーソルがより大きくなり、はっきりと見やすくなりました。
ドラッグ&ドロップがさらに簡単に
LionのVoiceOverでは、視覚に障がいのある方がドラッグ&ドロップする際、より操作しやすくなりました。ドラッグしたいアイテムをマークしてから行き先をマークすれば、OS Xがその通りに移動させます。
VoiceOverアクティビティ
VoiceOverアクティビティを使えば、特定の使い方に合わせた環境設定のグループを作ることができます。例えばオンラインカタログで買い物をする時には、特定の声で速めの話し方を指定するアクティビティを設定。オンラインの新聞を読む時には、別の声で遅めの話し方を指定して、2つ目のアクティビティとして設定、といった具合です。アクティビティは手動で切り替えることも、使用するアプリケーションに合わせてVoiceOverに自動で切り替えさせることもできます。
ウェブページを一つのキーで
クイック操作
VoiceOverのコマンドを一つひとつのキーに割り当てると、VoiceOverを使ってウェブサイトを見るのがもっと簡単になります。
VoiceOverユーティリティで検索
VoiceOverユーティリティには、探している機能を見つけやすくする検索フィールドがあります。
アドレスブック
デザインを一新
アドレスブックのデザインが新しくなり、サイドバーやステータスバーに妨げられることなく連絡先を見ることができるようになりました。連絡先リストは、スクロールと同時にアルファベットと50音での見出しも表示するので、いまどこにいるかも一目でわかります。
Yahoo!との連係がよりスムーズに
アドレスブックでは、Yahoo!の連絡先との同期がよりスムーズになりました。Yahoo!アカウントをアドレスブックに追加すると、Yahoo!の連絡先がすぐに表示されます。連絡先に変更を加えると、MacとYahoo!アドレスブックの両方が瞬時にアップデートされます。グループのページからYahoo!を選んでYahoo!の連絡先だけを見ることも、Macにあるほかの連絡先と一緒に表示させることもできます。
iPhotoの「人々」から
名前に顔写真を追加しておけば、探している人を一目で見つけられます。アドレスブックでは、iPhotoの写真を連絡先の写真に設定するのも簡単です。空白のピクチャフレームか、カードにある既存の連絡先の写真をダブルクリックしてから「人々」アイコンをクリックして、iPhotoで写真を探します。写真の選択もクリックで。選んだら、拡大したりトリミングしたりして、思い通りの顔写真にしましょう。
FaceTimeのビデオ通話
アドレスブックからFaceTimeビデオ通話をスタートできます。Eメールアドレスをクリックして、FaceTimeを選ぶだけです。
年のいらない誕生日
連絡先に誕生日を追加する時、年を入力する必要がなくなりました。
インスタントメッセージにも対応
友だちがいまオンラインかどうかを、アドレスブックでチェックできます。
ソーシャルネットワークのプロフィール
アドレスブックなら、Facebookなどのソーシャルネットワークのプロフィールにアクセスするのも簡単です。Eメールアドレスをクリックしてホールドし、見たいプロフィールを選びましょう。
AirDrop
ファイルをワイヤレスで送信
AirDropは、近くにいる人にワイヤレスでファイルを送信する、最高にシンプルな方法です。
セットアップも設定も不要
AirDropには、セットアップも特別な設定もいりません。
ネットワークも不要
AirDropは、MacとMacの間でピアツーピアのWi-Fiを使うので、ワイヤレスネットワークの設備やベースステーションは必要ありません。
自動で検出
OS X Lionは、近くでAirDropを使っているほかのMacコンピュータを自動的に探します。見つかったコンピュータは、ユーザーの連絡先の写真と一緒に、Finderに表示されます。
ドラッグ&ドロップでファイルを共有
ファイルを共有する時は、送りたい相手の連絡先の写真の上にファイルをドラッグするだけ。Macがファイルを送信するかどうかを確認し、相手にリクエストを送ります。リクエストが承認されると、相手のダウンロードフォルダにファイルが転送されます。
ファイルを安全に転送
ファイルはTLSを使って暗号化され、安全な方法で転送されます。
ファイアウォールで保護
AirDropは、あなたとファイルを共有する相手との間にファイアウォールを作り、第三者がこの接続を使ってあなたのコンピュータにアクセスすることを防ぎます。
AirDropで見えなくする
Finderのウインドウを閉じるか、AirDropウインドウの外側をクリックすると、あなたのMacがほかの人から見えなくなります。
Apple IDで相手を確認
AirDropでは、Apple IDを使って、あなたにファイルを送ろうとしている人が誰かを確認できます。送り主がアドレスブックに載っていて、Apple IDでサインインしている場合は、AirDrop内の写真の下に名前が表示されます。
転送を取り消す
転送ファイルの受信を取り消すには、「ダウンロード」スタックを開いて、アイコンにある「X」をクリックします。
AppleScript
Cocoa AppleScriptアプレット
AppleScriptエディタは、Cocoa AppleScriptアプレットを作り、編集することができます。このアプレットは、Snow Leopardで導入されたAppleScript/Objective-Cブリッジを使って、AppleScriptコードからCocoaフレームワークへのダイレクトアクセスを提供します。
スクリプトのテンプレート
AppleScriptエディタに、新しいテンプレートメニューが追加されました。ファイル処理ドロップレットやApertureの読み込みアクション、Mailのルール処理、iChatの自動応答など、便利で幅広いスクリプトテンプレートが含まれています。
スクリプトのターゲットアプリケーションをグローバルに指定
AppleScriptエディタの新しい「アプリケーションに通知」ポップアップメニューを使って、スクリプトのターゲットアプリケーションをグローバルに指定できるようになりました。ターゲットを設定したスクリプトにはtellブロックやterms構文が不要なので、クイックに行いたい開発プロジェクトに最適です。
アプリケーション実行の
メニューオプション
AppleScriptエディタで開いたアプレットを編集環境から独立させて実行すると、テストの精度が向上します。
オートセーブ
作業しながら保存
オートセーブに対応するように開発されたアプリケーションは、あなたが作業するのと同時に、変更を自動的に保存します。もう、いちいち手動で保存する必要はありません。アプリケーションが予期せず終了した時に、これまでの作業が消えてしまうといった心配もなくなります。オートセーブはすべての変更をバックグラウンドで保存するので、操作の停止やプログレスバーにわずらわさせることなく作業を進められます。
その場に直接保存
OS X Lionのオートセーブは、変更をファイルに直接保存するので、あなたのMacにある書類はいつも一つだけです。
最後に保存したバージョンに戻す
オートセーブに対応するアプリケーションでは、最近加えた変更を簡単に取り消すことができます。タイトルバーの中央で「元に戻す」を選ぶと、書類が最後に開いた時の状態に戻ります。
書類の複製
複製機能を使えば、複製された書類がオリジナルの書類の横に配置されるので、オリジナルの書類をテンプレートにした新しいバージョンで作業を始めることができます。
書類をロック
うっかり変更してしまわないように、いつでも書類をロックできる機能も用意されています。最後の変更から2週間たつと、Lionは書類を自動的にロックします。ロックされた書類を変更しようとすると、ロックを解除するか、またはファイルを複製するかを確認するメッセージをLionが表示します。
Automator
ワークフローの変換
ワークフローを別のテンプレートタイプに保存し直せるようになりました。例えば、アプレットをサービスに、サービスをプリントのプラグインにすることができます。
強化されたテキスト入力フィルタ
データ検出テキスト入力オブジェクト(URL、住所、電話番号など)を処理するサービスで、選択されたテキスト全体をワークフローに渡すか、見つかったテキストオブジェクトだけを渡すかを選べるようになりました。
オートセーブに対応
Automatorはオートセーブに対応しているので、作業内容を失う心配はありません。
バージョンにも対応
Automatorはバージョンにも対応しているので、ワークフローをいつでも以前の状態に戻せます。
アクションとサービスの
セルフインストール
Automatorのアクションとサービスは、SafariプラグインやDashboardウィジェットと同じようにデスクトップからインストールできます。アイコンをダブルクリックして、アクセス権のダイアログを承認するとインストールが始まります。
新しいAutomatorアクション
テキストから画像への変換、テキスト文書からePub形式の電子書籍への変換、ウェブコンテンツの表示と取得、ビデオファイルとオーディオファイルのデスクトップエンコーディングといった、新しいアクションが追加されました。
テキストアクションがRTFに対応
Automatorのテキストベースのアクションの多くが、RTF(Rich Text Format)に対応するようになりました。
Terminalがシステム全体の
サービスに対応
Finderのフォルダ、またはアプリケーションで選択したテキストパスをもとに、新しいセッションを作ることができます。
電子配布
Mac App StoreからLionを購入
OS X Lionは、Mac App Storeからのデジタルダウンロードでのみ購入できます。
その場でインストール
Mac App Storeで購入したLionは、クイックかつ簡単にインストールできます。ワンクリックでダウンロードしたら、あと数回クリックするだけでインストーラが起動します。
承認されたすべてのコンピュータに
インストール
Mac App Storeから購入したLionは、承認されたすべてのMacにインストールできます。それぞれのMacでMac App Storeにサインインして、「購入済み」リストからLionをダウンロードしましょう。
FaceTime
ビデオ通話を楽しむ
FaceTime for Macなら、IntelベースのほかのMac、またはiPad 2、iPhone 4、最新のiPod touchとの間で、ビデオ通話を楽しめます1。
フルスクリーンビュー
新しいフルスクリーンビューで、FaceTimeのビデオ通話を専用のスクリーンで楽しめるようになりました。フルスクリーン状態のままで、通話とほかのアプリケーションを切り替えることもできます。
HDビデオ通話
FaceTime for Macは、最大720pのHDビデオ通話に対応しています。必要なのは、FaceTime HDカメラを搭載したMacだけ。まるでその人が目の前にいるような、リアルで鮮明なビデオ通話を楽しめます。
横向きから縦向きへの切り替え
ビデオ通話の画面は、相手が使っているモバイルデバイスに合わせて、横向きから縦向き、そしてまた横向きに、自動的に切り替わります。縦横の向きを手動で切り替えることもできます。
アドレスブックから通話
FaceTimeはアドレスブックと完璧に連係するので、連絡先を一から入力する必要はありません。
すべてのMacで着信音
誰かがあなたを呼び出すと、FaceTimeを立ち上げていなくても、持っているすべてのMacで呼び出し音が鳴ります。
FaceTimeをオフにする
FaceTimeの通話を受けたくない時は、環境設定でオフにしておくこともできます。
FileVault 2
ディスク全体の暗号化
FileVaultがMacのドライブ全体を暗号化して、データをしっかりと守ります。
強力な暗号化機能
FileVault 2は、XTS-AES 128データ暗号化を利用して、Macにあるデータを保護します。
優れたパフォーマンス
FileVault 2は、パフォーマンスにほとんど影響を与えずに、瞬時にデータの暗号化と復号化を行います。
最初の暗号化から最適化
最初の暗号化は、スピーディーかつ作業を妨げずに実行されるように設計されています。FileVault 2は使用中のドライブをすばやくそのまま暗号化するので、暗号化を実行している間も作業を続けられます。FileVault 2はまた、ファイルのコピーや参照など、優先度の高いユーザータスクがある場合、そちらにプロセッササイクルを割り当てるように作られています。
インスタントワイプ
FileVault 2のインスタントワイプ機能は、Macから暗号鍵を即時に消去し、データにまったくアクセスできないようにします。続いて、Macがディスクからデータを完全に消去します。
外付けドライブをサポート
FileVault 2は、外付けのUSBドライブとFireWireドライブの暗号化にも対応します。
Finder
マイファイル
あなたのMacにあるすべてのファイルを、Finderの一つのウインドウで瞬時に見ることができる機能です。マイファイルは、保存されている場所に関係なく、すべてのファイルを見やすく整理して表示。ファイルのまとめ方もスマートなので、システムファイルを除いて、書類や画像、ビデオなど、よく使うファイルだけを見ることができます。
ファイルの並べ替え
Finderツールバーの新しいボタンを使えば、ファイルをカテゴリーごとに並べ替えることができるので、探しているファイルを見つけるのが簡単になります。種類、アプリケーション、変更日、追加日、サイズごとに並べ替えることもできます。
ジェスチャーナビゲーション
アイコン表示にすると、ファイルがグループ別のアイコンとして横並びに表示されるので、マルチタッチトラックパッドやMagic Mouseですばやくスワイプして確認することができます。
検索の候補の表示
検索フィールドに文字を入力していくと、あなたのMacにあるコンテンツをもとに、最も関連性の高い候補をFinderが表示します。候補の提示は、ファイルの種類、ダウンロード元、送信者、ラベルなど、それぞれのカテゴリーごとに行います。
検索トークン
検索の候補を表示する機能を活用し、OS X LionのFinderには、検索結果を絞り込むための新しいスマートな方法が加わりました。トークンです。候補の一つを選択するとトークンが作られ、瞬時に検索結果がフィルタリングされて、条件に合うファイルだけが表示されます。矢印をクリックして、トークンの範囲を変更することもできます。検索結果をさらに絞り込みたい時は、複数のトークンを一緒に使いましょう。例えば、近藤さんから送られたすべてのKeynoteプレゼンテーションを探したいなら、「Keynote」と「近藤」を検索フィールドに入力します。これで2つのトークンが作られ、Finderには近藤さんのプレゼンテーションだけが表示されます。
フォルダの結合
2つのフォルダに同じ名前をつけようとすると、1つのフォルダにまとめるかどうかをFinderが確認します。
フォルダにまとめる
コンテキストメニューから「選択した項目からフォルダを新規作成」を選ぶと、選択したファイルで瞬時にフォルダを作ることができます。
ファイルをドラッグする
複数のファイルを一つの場所から別の場所にドラッグすると、ファイルが自動的に一か所にまとまります。カーソルの横にはインジケータが現れて、移動中のファイルの数を表示します。
両方のファイルを保持する
ファイルの追加先のフォルダにすでに同じ名前のファイルがある場合に、両方のファイルを残すオプションを選べるようになりました。新しく追加したファイルでは、ファイル名のあとに「コピー」が自動的につけ加えられます。
フルスクリーンアプリケーション
システム全体でサポート
OS X Lionは、フルスクリーンアプリケーションに完全に対応しています。
フルスクリーンで大きく見る
スクリーン全体を活用するように作られているアプリケーションでは、ウインドウのタイトルバーに新しいフルスクリーンボタンがついています。このボタンをクリックすると、アプリケーションのウインドウがスクリーンいっぱいに広がります。
フルスクリーン表示を終了する
アプリケーションからデスクトップに戻るには、スクリーンの一番上にポインタを移動してメニューバーを表示させ、右上の「フルスクリーンを解除」ボタンをクリックします。
複数のフルスクリーンアプリケーション
複数のフルスクリーンアプリケーションを、同時に開いておくことができます。ほかのアプリケーションやデスクトップに切り替えても、それぞれのアプリケーションはフルスクリーン表示のままです。
ジェスチャーナビゲーション
トラックパッドをスワイプすると、別のフルスクリーンアプリケーションに切り替わります。一度デスクトップに戻ってから、ほかのアプリケーションにアクセスすることもできます。
隠れるメニュー
アプリケーションをフルスクリーンで表示している時は、メニューバーが隠れるので、スクリーン全体を最大限に使えます。メニューバーにアクセスするには、スクリーンの一番上にポインタを移動しましょう。隠れていたメニューバーが現れます。
フルスクリーンのDashboard
Dashboardをフルスクリーンアプリケーションと同じ感覚で使えるようになりました。いつもデスクトップの左側にあるので、スワイプするだけで、すべてのウィジェットを見ることができます。
iCal
デザインを一新
デザインがさらに洗練されたiCalは、イベントのチェックや編集のためのスペースが一段と広がりました。カレンダーのリストは「カレンダー」をクリックした時にだけ現れるので、ウインドウのほぼ全体にカレンダーそのものを表示させることができ、日、週、月、年ごとのイベントが一段と見やすくなります。
iCalもフルスクリーンで
もっと多くのイベントや詳しい情報を見たい時は、iCalをフルスクリーン表示に切り替えましょう。
日表示
新しい日表示で、忙しい一日を管理するのがさらに簡単になりました。片側に予定されているイベントのリストが表示され、その反対側で詳しいスケジュールを確認できるので、必要な情報が一目でわかります。常に表示されている新しいミニカレンダーは、日にちの切り替えを簡単にするだけでなく、カレンダーをすばやくナビゲートできるようにもします。
クイックに追加
iCalにイベントを追加するのが、これまで以上に簡単になりました。「午後8時に真梨子の誕生日パーティー」や「良夫とランチ」といった普通の文を入力するだけで、イベントをクイックに追加する機能が文から名前、時間、場所を読み取って、自動的にイベントを追加します。文章は、ツールバーにある追加(+)ボタンをクリックして入力しましょう。
年表示
年表示では12か月を一度に確認でき、月の切り替えも簡単です。
忙しい日がわかるマップ
iCalの年表示では、それぞれの日の空き状況を色分けしたマップを見ることができるので、予定が多く入っている日が一目でわかります。
iChat
Yahoo!メッセンジャー
iChatを使えば、Yahoo!を使っている友だちともつながっていることができます。あなたのYahoo! IDでサインインすると、Yahoo!にいる友だち全員がメンバーリストに表示され、連絡先の写真、オンライン状況、チャットのステータスなどを確認できます。
メンバーリストの統合
iChatは、友だちが利用しているサービスにかかわらず、みんなを一つのメンバーリストにまとめるので、複数のウインドウを探さなくても相手を簡単に見つけることができます。複数のチャットサービスにアカウントを持っている友だちがいる場合でも、iChatは一人につき一つのエントリーだけをメンバーリストに表示します。メッセージを送る時は、友だちの名前をクリックし、使いたいサービスを選びましょう。
友だちを探そう
キーボードショートカットを使って、友だちをすぐに見つけることもできます。CommandキーとFキーを同時に押して、名前または名前の一部を入力しましょう。入力と同時に、iChatがメンバーリストをフィルタリングして、一致する結果を表示します。
サービスプラグイン
サードパーティの開発者によるサービスプラグインを使って、iChatに新しいチャットサービスを追加することもできます。あなたのシステムが悪影響を受けないように、プラグインは別のプロセスで実行されます。
iPhotoの「人々」から
LionのiChatなら、完璧な自分の顔写真を選ぶのが簡単です。iChatで自分のアイコンをクリックし、「ピクチャを編集」をクリック。続いて「人々」ボタンをクリックすると、iPhotoライブラリにある、あなたが写っている写真がすべてiChatに表示されます。
自在に動かせるタブ
自由に動かせるタブを使って、ドラッグ&ドロップでチャットを整理することができます。上下にドラッグしてタブを並べ替えるだけでなく、チャットウインドウの外にタブをドラッグして新しいウインドウを作ったり、別のウインドウにタブをドラッグしてチャットを結合することもできます。
ステータスの統合
あなたがどのサービスを使っていても、自分のチャット状況やステータスメッセージをまとめて、友だちみんなと共有できます。iChatの環境設定で「すべてのアカウントに同じ状況を使用」を選択しましょう。使っているサービスごとにステータスやチャット状況を使い分けたい時は、この設定を解除しておきます。
Lionの復元機能
Lionに内蔵
OS X Lionでは、物理ディスクを使わずにディスクを修復したり、OS X Lionを再インストールできる新機能である復元用HDの中に、Macを修復するためのツールセットが用意されています。復元用HDで起動したい時は、Command+Rキーを押しながらMacを起動するか、Optionキーを押しながら起動して、復元用HDを選択します。
Safariでウェブを見る
復元用HDではSafariのウェブブラウザが使えるので、Eメールをチェックしたり、Appleサポートのページを見ることができます。
OS Xの再インストール
OS Xの再インストールが必要になったら、復元用HDを使いましょう。新しい状態のLionをインストールするのに必要なものがすべてそろっています。「ユーティリティ」パネルで「Mac OS Xを再インストール」を選ぶと、あなたのMacに入っているデータは保存されたまま、新しいLionがダウンロードされ、インストールされます。
Time Machineの
バックアップからの復元
もう一度はじめからやり直す必要がある場合は復元用HDを使いましょう。あなたのドライブにあるコンテンツを消去した後、Time Machineのバックアップから、OS X Lion、アプリケーション、書類、設定を含むすべてのデータを復元できます。
Launchpad
あなたのアプリケーションが集まる場所
Launchpadでは、あなたのMacにあるすべてのアプリケーションに一瞬でアクセスできます。Launchpadは自動的にページを作ってアプリケーションを整理し、アプリケーションが増えると、新しいページを増やしていきます。使いたいアプリケーションを見つけたら、ワンクリックで開けます。
Launchpadに直接インストール
Mac App Storeからダウンロードした新しいアプリケーションは、自動的にLaunchpadに配置されます。
ジェスチャーナビゲーション
2本の指でスワイプすれば、複数のLaunchpadのページ間を移動することができます。
アプリケーションを自由に並べ替える
アプリケーションを並べ替えたい時は、アイコンを新しい場所にドラッグします。別のページにも移動できます。
フォルダで整理
アプリケーションをフォルダでグループ分けすることができます。アイコンを別のアイコンの上にドラッグするだけで、Launchpadがフォルダを作ります。Launchpadは、アプリケーションのカテゴリー(仕事効率化、ファイナンス、ゲームなど)をもとにフォルダに名前をつけますが、好きな名前をつけることもできます。一つのフォルダに、最大32個のアプリケーションをまとめることができます。
アプリケーションの削除
Launchpadでは、Mac App Storeからダウンロードしたアプリケーションを削除するのも簡単です。アプリケーションのアイコンを押さえたままにすると、アイコンが揺れ動き始めるので、その後削除ボタン(x)をクリックすると、アプリケーションがアンインストールされます。アイコンをゴミ箱にドラッグすることでアプリケーションを削除することもできます。Launchpadから削除したアプリケーションは、あなたのコンピュータから完全に削除されます。アプリケーションを再度使いたい場合は、Mac App Storeからもう一度ダウンロードすることができます2。
よく使うものはDockにドラッグ
頻繁に使うアプリケーションは、LaunchpadからDockにドラッグしておけば、さらにすばやくアクセスできます。
Mac App Store
Lionに内蔵
OS X LionにはMac App Storeが組み込まれています。
アプリケーション内での購入
LionのMac App Storeはアプリケーション内での購入に対応しているので、デベロッパは追加コンテンツの購入のための機能をアプリケーションに埋め込むことができます。
効率の良いアプリケーションの
アップデート
アプリケーションのアップデートがある時、Mac App Storeは前のバージョンと違うデータだけを配信するので、帯域幅を効率良く使うことができます。
プッシュ通知
アプリケーションが実行されていない時でも、デベロッパはAppleプッシュ通知サービスを使ってユーザーにアラートを配信することができます。
ワイドスクリーンのレイアウト
Mailの新しいレイアウトは、Macのワイドスクリーンディスプレイを最大限に活用できます。画面の高さいっぱいに、メッセージリストと、いま開いているEメールを美しく並べて表示するので、メッセージのより多くの部分を見ることができます。
フルスクリーンの体験
フルスクリーン表示でのMailでは、視界をさえぎられることなく、Eメールを読んだり、送ったりすることができます。スレッドや受信したメッセージそのものを表示するスペースも大きいので、全体に目を通す際の効率もアップします。新しいメッセージを作る時は、受信ボックスが消え、画面の高さいっぱいのスペースが現れるので、メッセージに集中し、考えをしっかりまとめていくことができます。
よく使う項目バー
よく使う項目バーを使えば、メールフォルダへワンクリックでアクセスできます。横長のレイアウトに、よく使うフォルダと、その中の未読Eメールの数が、ウインドウを妨げることなくすっきりと表示されます。よく使う項目バーへのフォルダの追加は、フォルダをドラッグするだけです。
メッセージのプレビュー
新しくなったメッセージリストでは、各メッセージのプレビューがコンパクトに表示されるので、探しているEメールをすばやく見つけられます。メッセージには、Eメールの最初の2行と、アドレスブックに保存されている相手の写真が表示されます。テキストを最大5行までプレビューできるよう、カスタマイズすることもできます。
デザインを一新したメッセージヘッダ
メッセージヘッダには、あなたが必要な情報だけが表示されるので、メッセージそのものに集中できます。詳細をクリックすると、宛先など、そのほかの情報が表示されます。
スレッド
Mailのスレッドは、より自然な新しい方法でEメールを読み、管理できるようにします。受信ボックスにEメールが届くと、Mailがスレッドの中の関連しているメッセージを自動的にまとめます。それぞれのメッセージに番号がついているので、スレッドの中の何番目のメッセージを読んでいるのかが一目でわかります。
読みやすさも抜群
一つのスレッドを開くと、Mailがそのスレッドに属するメッセージをフィードですっきりと表示するので、やりとりの流れを途切れさせずにEメールを読んでいくことができます。それぞれのメッセージには番号がついているので、いまどこにいるのかがすぐにわかります。
引用テキストを隠す
スレッドをもっと効率良く読めるように、メッセージに繰り返し表示される引用テキストを非表示にして、必要な部分だけを読むこともできます。メッセージ全体を表示させたい時は、クリックするだけで非表示になっているテキストが現れます。
関連するメッセージを表示
あなたが送った返事やゴミ箱に移動したものなど、読んでいるメッセージに関連しているすべてのメッセージをワンクリックで表示できます。
検索の候補の表示
Mailは、あなたのEメールの内容をもとに、検索した単語との関連性が最も高い検索結果を表示します。Eメールに含まれている人、件名、ラベルなどからダイナミックに候補を示します。
検索トークン
検索の候補の中に一致するものを見つけたら、それを選んで検索トークンを表示させましょう。そのトークンをクリックするだけで、検索結果を絞り込めます。特定の人との間のEメールだけを表示させたり、件名や本文に特定の単語が含まれているEメールだけを表示させたい時に便利です。複数のトークンを組み合わせることもできるので、探しているものがすぐに見つかります。
添付ファイルを検索
添付ファイルも、ファイル名や内容をもとにすばやく検索できます。添付ファイルのトークンを使って、添付のあるメールだけを表示させることもできます。
インラインコントロール
それぞれのメールにインラインでコントロールが表示されるので、返信、転送、削除が簡単です。
書式設定バー
書式設定バーが新しく追加されました。リストの作成、フォントのカスタマイズ、段落の構造を変える編集もすばやく簡単に行えます。
カスタムラベル
Eメールを色で分類できます。ラベルの設定はワンクリック。簡単に見分けられるよう、色つきのフラグが表示されます。ラベルがついたEメールだけのフォルダも自動的に作られるので、必要なものがすぐに見つかります。ラベルの名前を「家族」や「仕事」などの好きなものに変えたり、検索する時にラベルを指定して、検索結果を絞り込むこともできます。
ワンクリックでアーカイブ
あとで読みたいEメールは、ワンクリックで受信トレイから出して保存しておくことができます。
Exchange 2010に対応
Mail、iCal、アドレスブックが、Microsoft Exchange 2010に対応するようになりました。
Exchangeの不在通知
Exchangeの不在通知をMailで設定できます。
Mission Control
あなたのMacを見渡そう
Mission Controlは、Macで開いているものすべてを一度に表示する機能です。開いているウインドウ、フルスクリーンアプリケーション、デスクトップスペース、Dashboardなど、システム全体を一画面で俯瞰できます。画面の一番上には、Dashboard、デスクトップスペース、フルスクリーンアプリケーションのサムネールが並んでいます。その下には、デスクトップ上で開いているウインドウがExposé形式で表示されます。クリックすれば、行きたい場所へ瞬時に移動できます。
ジェスチャーナビゲーション
上に向かってスワイプすると、デスクトップがズームアウトしてMission Controlが現れます。左にスワイプするとつぎのMission Controlアイテムに移動し、右にスワイプすると前のアイテムに戻ります。
Exposé
開いているウインドウは、Exposéでアプリケーションごとにまとめて表示されます。一つのグループの上にカーソルを置いてスワイプすると、そのグループが展開し、すべてのウインドウが表示されます。探しているウインドウが見つかったら、クリックするだけで作業に入れます。
デスクトップスペースの追加と削除
デスクトップスペースの追加や削除は、Mission Controlから直接行えます。デスクトップスペースを追加するには、Mission Controlの右上にある新しいSpacesコントロール(+)をクリックするか、アプリケーションやウインドウをSpacesのコントロールにドラッグします。スペースを削除するには、スペースのサムネールにある削除ボタン(x)をクリックします。
アプリケーションをスペースに固定する
一つのアプリケーションを特定のスペースに固定することも、Dockからすべてのスペースで使えるようにすることもできます。Dockでアイコンをクリックして長押しし、コンテキストメニューからオプションを選びましょう。
カスタムデスクトップピクチャ
デスクトップスペースごとに、デスクトップピクチャを変えることができます。
マルチタッチジェスチャー
滑らかにすばやく反応する
アニメーション
アニメーションがとても滑らかなので、ジェスチャーへの反応もよりダイレクトです。まるで実際に指先でページをめくっているような感覚になるでしょう。OS X Lionには、ラバーバンドスクロール、ズーム、スワイプなど、新しいアニメーションが含まれています。
ラバーバンドスクロール
リストやウェブページの一番上または一番下までスクロールすると、跳ねかえるように戻ります。
スワイプして前後に移動
Safariやプレビューのようなアプリケーションで左右にスワイプすると、いまのページが消え、新しいページが現れます。
タップしてズーム
ダブルタップで、Safariやプレビューのテキストや画像を拡大できます。Safariがウェブページのレイアウトに合わせて賢くズームするので、見たい部分をしっかり表示されることができます。
ピンチしてズーム
Safari、プレビュー、iPhotoのようなアプリケーションで2本の指を使ってピンチすると、見たい部分を正確に拡大・縮小できます。
フルスクリーンアプリケーションを
スワイプで切り替え
フルスクリーンアプリケーション同士の間はスワイプで移動できます。いま見ているアプリケーションがさっと隠れて、別のアプリケーションが現れます。
Exposéもスワイプで
トラックパッドの上でスワイプすると、一つのアプリケーションで開いているすべてのウインドウが表示されます。
Launchpadを表示
トラックパッドの上で3本の指と親指を使って内側にピンチすると、Launchpadが現れます。
デスクトップを表示
トラックパッドの上で3本の指と親指を使って外側にピンチすると、開いているウインドウがすべてスクリーンから消え、デスクトップが現れます。
ネットワーキング
起動を省電力で
OS X Lionでは、モニタや接続されているUSBデバイスの電源をオフにしたままで、ファイル共有やバックアップなどのサービスを起動できます。
アクセスが制限されたネットワーク
認証が必要なネットワークに接続する時は、ネットワークにログインするためのウインドウをLionが自動的に表示します。
NFSv4のサポート
LionはNFSv4に対応しています。
SMBとDFSに対応
Lionは、Windowsファイルサーバに接続する際に、DFS URL、ドリルダウン、フェイルオーバー、再接続をサポートします。
Photo Booth
Photo Boothをフルスクリーンで
OS X LionのPhoto Boothはフルスクリーンに対応し、Macの画面をフルに活用します。デザインも新しくなり、本物の撮影ブースにいるような雰囲気を味わえます。
新しいエフェクト
Macの内蔵カメラを使って、いろいろな種類の楽しい写真を撮ることができます。顔追跡テクノロジーを使った新しいエフェクトは9種類。あなたが画面の中心にいても、ちょっとずれた位置にいても、しっかりエフェクトがかかります。恋の病、めまい、カエル、渦巻き鼻、のろまなど、楽しいエフェクトから好きなものを選びましょう。
高解像度の写真
Photo Boothは、一部のMacに内蔵されている高解像度FaceTimeカメラを最大限に活用します。細部までより豊かに表現できるので、笑顔もさらにきれいに映し出されます。
ビデオクリップのトリミング
新しいトリミング機能を使って、ビデオクリップのクオリティを上げていくことができます。Photo Boothにフレームが表示されるので、最初と最後のフレームを選ぶだけで簡単にトリミングできます。
ジェスチャーナビゲーション
トラックパッドやMagic Mouseでスワイプすれば、エフェクトウインドウの間を移動できます。
プレビュー
フルスクリーンプレビュー
プレビューをワンクリックでフルスクリーン表示にできます。デスクトップ上のアイテムにじゃまされないので、コンテンツを読む時も見る時も理想的です。書類は画面に合わせた大きさで表示されます。横長の書類は完璧にフィットするように調整し、縦長のページは読みやすいように1画面に2ページを表示します。ズーム、回転、そしてページや画像をめくる操作には、ジェスチャーを使いましょう。
賢く拡大
賢い拡大ツールを使うと、書類全体はそのままで、PDFや画像の特定の部分だけを簡単に拡大できます。PDF文書では、拡大ツールをかざした部分のテキストや画像が最も見やすい状態になるよう、幅を調整します。
一目でわかる検索結果
あなたが探しているアイテムがすぐに見つかるように、プレビュー機能では検索語または文の前後のテキストも表示します。サイドバーでは、テキストを読んだり、ページごとの検索結果の数を確認したり、ページのサムネールをチェックすることができます。
署名を追加する
プレビューを使えば、PDF文書に署名を追加するのも簡単です。あなたの署名をiSightカメラまたはFaceTimeカメラで撮影しておくと、プレビュー機能が高度な画像処理によって直筆のような署名を追加します。ワンクリックで書類に署名したら、それを保存することも、Eメールで送ることもできます。PDFのフォームや文書に署名するための理想的な方法です。
オートセーブに対応
プレビューはOS X Lionのオートセーブに対応しています。オートセーブは、画像やPDFに加えた変更を自動的に保存します。
バージョンに対応
以前のバージョンのPDFや画像を見ることができるほか、必要に応じて古いバージョンに戻すこともできます。
使いやすくなったメモ
サイドバーにあるメモと、ページ上にあるそのメモと関連する部分が、はっきりとした線で結ばれます。
iWorkとOfficeの書類に対応
iWorkの書類とMicrosoft Officeのほとんどの書類を、プレビューを使って、開き、検索し、プリントすることができます。
影と強調表示のコントロール
カラー調整ツールを使えば、ハイライトや影に隠れて見えにくくなくなっている、画像の細かい部分を見ていくことができます。
使いやすくなったコピー&ペースト
PDF文書のテキストをコピー&ペーストする際、文書に埋め込まれた画像を一緒にコピーすることができます。
プライバシー
プライバシー環境設定
セキュリティ環境設定に「プライバシー」ウインドウが加わりました。位置情報サービス、および診断情報と使用状況データ収集の有効と無効を、ここでまとめて切り替えることができます。
アプリケーションごとの
位置情報サービス
位置情報にアクセスできるアプリケーションの種類を、システム環境設定のプライバシー設定で管理することができます。
位置情報アイコン
アプリケーションが現在の位置情報を要求すると、メニューバーにアイコンが表示されます。
QuickTime Player
クリップをまとめる
QuickTime Playerでは、複数のクリップをまとめて1本のムービーを作ることができます。使いたいクリップをムービーウインドウにドラッグするだけで、QuickTime Playerがムービーの寸法に合わせて自動的にクリップを拡大、またはトリミングします。
オーディオのみを書き出し
オーディオのみを書き出せる新機能が追加されました。外出先で聞いたり、ウェブに投稿するのにぴったりなAACオーディオファイルを作ることができます。
クリップを回転
開いたビデオがさかさまだったり横向きになっていたら、見やすい向きに回転させることができます。
スクリーンの一部をキャプチャ
QuickTime Playerを使って、特定のウインドウなど、スクリーンの一部だけをキャプチャすることができます。アプリケーションのビデオチュートリアルを作る時に理想的な機能です。
クリックした場所をキャプチャ上で表示
QuickTimeの画面キャプチャでは、マウスやトラックパッドで画面上のオブジェクトをクリックするたびにポインタが強調表示されるので、クリックした場所が一目でわかります。
新しい共有オプション
ビデオはVimeo、Flickr、Facebookへ直接公開したり、iMovie、Mailを使うことで共有できます。
フルスクリーンのQuickTime
QuickTimeビデオもフルスクリーンで楽しめます。ビデオの再生を続けながら、ほかのアプリケーションに切り替えることもできます。
再開
起動すると元いた場所に
アプリケーションを起動すると、前回作業を終えた時の状態が表示されます。開いているウインドウ、パレット、パネルはもちろん、カーソルの位置やハイライトしたテキストまで、すべてが前と同じ状態に戻ります。
再起動後にシステムを再開
コンピュータを再起動すると、OS X Lionがシステムを一時停止させるので、再起動する直前の状態に戻ることができます。立ち上げていたすべてのアプリケーションが再び開き、ウインドウも前とまったく同じ場所に表示されるので、すぐに作業に戻ることができます。
一から始めることも
Macを再起動した後、何も開いていないクリーンな状態のデスクトップから作業を再開することもできます。
Safari
フルスクリーン対応のSafari
Safariをフルスクリーン表示にすれば、お気に入りのウェブサイトをもっと壮大なスケールで楽しめます。Gmailの受信トレイ、Facebookのニュースフィード、Twitterのトレンドなどを、より大きく、はっきり見たい時にも理想的です。
タップしてズーム
Safariでテキストや画像をダブルタップすれば、その部分をすばやく拡大できます。テキストや画像の拡大はなめらかで、テキストは鮮明なまま大きくなります。再度ダブルタップすれば、元のサイズに戻ります。
ピンチでズーム
テキストや画像を好みのサイズに拡大・縮小したいときは、ピンチのジェスチャーを使いましょう。
スワイプで切り替え
ウェブサイトのページを移動も、ジェスチャーで行えます。左にスワイプすれば、画面が流れるようにスライドして次のページが表示されます。元のページに戻るには、右にスワイプします。
リーディングリスト
リーディングリストを使ってウェブページを保存すれば、後で時間がある時にゆっくり読むことができます。
個人情報の自動入力
Safariでは、個人情報を安全に守りながら、ウェブフォームにすばやく自動入力をすることができます。Safariはウェブフォームを検知してドロップダウンフィールドを表示し、あなたのアドレスブックの情報を利用したウェブフォームの自動入力を行えるようにしますが、あなたがそれを選ぶまではあなたの個人情報を送信することはありません。自動入力を選択しなければ、ウェブフォームに情報は追加されません。
新しいプロセスアーキテクチャ
一つのプロセスでウェブコンテンツを処理し、もう一つのプロセスでブラウザインターフェイスの操作を処理するので、より安定感のあるスムーズなウェブブラウジングを体験できます。この方法なら、ブラウザは応答のないウェブプロセスの影響を受けないので、Safariを再起動することなく、ネットサーフィンを続けることができます。
強化されたグラフィックパフォーマンス
HTML5 Canvasエレメントを使ったウェブページでは、Macに搭載されたグラフィックプロセスユニットをフルに活用してグラフィックやアニメーションを表示します。Canvasのために強化されたハードウェアアクセラレーションによって、ゲームやインタラクティブなウェブアプリケーションは、よりスピーディーに、なめらかに表示されます。
ダウンロードリスト
Safariでファイルをダウンロードすると、スマート検索フィールドの右側にダウンロードの進捗を示す矢印が表示されます。ダウンロードしたファイルを確認するには、矢印をクリックします。ダウンロードファイルをリストから消去したり、Finderで表示させることもできます。
ドラッグ&ドロップでダウンロード
ダウンロードリストからダウンロード済みファイルをデスクトップにドラッグすれば、ファイルの整理が簡単になります。
検索オプション
Safariの検索機能を使う時は、検索フィールドに入力したテキストを含む文字列を検索するか、入力したテキストから始まる文字列を検索するかを選択できます。2つのオプションの切り替えをする時は、虫眼鏡のアイコンをクリックします。
フルスクリーンウェブページ
新しいフルスクリーン対応のJavaScript APIを使えば、デベロッパはプラグインなしでフルスクリーン表示できるウェブサイトを作ることができます。
メディアキャッシュ
Safariは、HTML5アプリケーションキャッシュを使ったウェブアプリケーションのオーディオやビデオのデータを保存できるので、インターネット接続の速度が足りない時でもオフラインでメディアを再生し、映像や音楽をよりスムーズに楽しむことができます。
「プライバシー」パネル
Safariの新しい「プライバシー」パネルでは、オンラインプライバシーに関するより詳しい情報の確認や、情報の公開・非公開の設定ができます。ウェブサイトデータの消去、Cookie設定のカスタマイズ、ウェブサイトがあなたの位置情報を要求できるかどうか、といった設定は、このウインドウで行います。
ウェブサイトデータの表示
あなたのコンピュータにデータを保存したすべてのウェブサイト、保存したデータの内容、保存した場所の一覧を表示できるようになりました。
すべてのウェブサイトデータの消去
ウェブサイトがオンライン上であなたを追跡するために使った情報の消去も、Safariなら簡単です。「プライバシー」パネルで「すべてのWebサイトデータを削除」をクリックし、「今すぐ削除」を選ぶと、Cookie、Flashプラグインデータ、データベースやローカルストレージからの情報、アプリケーションキャッシュが消去されます。サイトごとにデータを消去することもできます。
メールでのGmailとYahoo!の自動設定
SafariでGoogle、Yahoo!、AOLのアカウントに最初にログインする時に、それらのアカウントをMail、iCal、アドレスブック、iChatなど、Macに入っているほかのアプリケーションでも使うかどうかを選ぶことができます。
サンドボックス
Safariで表示するすべてのウェブサイトやアプリケーションはサンドボックス化されるので、それらがあなたのシステムの情報を利用することはありません。個人情報を盗んだり、コンピュータに侵入することを目的にした悪意のあるコードがウェブサイトに含まれていても、サンドボックスが内蔵されたブロッカーのような働きをして、コードが害を及ぼすことを防ぎます。
MathMLのサポート
MathMLをサポートし、ウェブページ上で様々な数式などを表示できるようになりました。
WOFFのサポート
WOFF(Web Open Font Format)をサポートし、ウェブデザイナーやデベロッパが、ウェブサイトでより多様なフォントを使えるようになりました。
CSS3の自動ハイフネーション機能
デベロッパは、CSS3の自動ハイフネーション機能を利用して、テキストをより読みやすくしたり、より美しくレイアウトできるようになりました。
CSS3の縦書きテキスト
CSS3の縦書きテキストをサポートし、ウェブページで縦書きのテキストレイアウトを使えるようになりました。日本語、中国語、韓国語など、文字を縦書きにする言語を使うウェブサイトでは、カスタマイズの幅が広がります。
CSS3のテキスト強調表示
テキストの強調表示のプロパティを利用すれば、ウェブページ上で東アジア言語のテキスト内に強調記号を表示させることができます。
機能拡張のカスタムコンテンツ
Safariでは、機能拡張のツールバーから、または機能拡張のツールバーのアイコンをクリックした時に、ボーダーレスウインドウにカスタムHTMLコンテンツを表示できるようになりました。
画面共有
ユーザーごとに画面を共有
Macに登録してあるユーザーアカウントを使ってリモートログインした際は、別のログイン情報で同じMacを使っているほかのユーザーの作業を妨げることなく操作できます。
フルスクリーンで共有
Lionでは画面共有アプリケーションもフルスクリーンにできるので、画面全体を使って、リモートのMacを監視したり操作することができます。まるでもう一台のMacが目の前にあるような感覚です。
Apple IDを使った認証
OS X Lionを搭載した別のMacへの認証にApple IDを使って、画面共有セッションを始めることができます。個別のユーザーアカウントを作らずに、ほかの人にあなたのMacへのアクセスを許可する便利な方法です。相手のApple IDを承認済みユーザーのリストに追加すれば、各自のユーザー名とパスワードでログインできます。
監視モード
新しい監視モードでは、マウスやトラックパッドの動きをコントロールしなくても、リモートのコンピュータの状態を見ることができます。
新しい画面共有ツールバー
画面共有には、解像度、クリップボードへのアクセス、画面キャプチャなど、多くの便利なツールや設定にアクセスすることができる、新しいツールバーが用意されています。
セキュリティ
ランタイム保護の強化
すべてのアプリケーションのためのASLR(Address Space Layout Randomization)が改良されました。32ビットアプリケーションにも対応するので、64ビットと32ビットのアプリケーションはこれまでより攻撃を受けにくくなります。ヒープメモリ保護機能も32ビットアプリケーションに対応します。
アプリケーションのサンドボックス化
サンドボックス化は、書類を開く、ネットワークにアクセスする、といったアプリケーションが実行できる操作の種類を制限することでシステムを保護します。サンドボックス化により、特定のアプリケーションのセキュリティ問題を悪用し、システムに大規模な被害を与えることが難しくなります。
Spotlight
Spotlightメニューから
ドラッグ&ドロップ
Spotlightメニューから項目をドラッグできるようになったので、EメールやAirDropで書類をすばやく簡単に送れます。
検索結果でクイックルックを
Spotlightメニューに、検索結果のクイックルックプレビューが表示されるようになりました。項目をクリックする前に、それが探しているものかどうかがわかります。
ウェブを検索
Spotlightメニューで「Webで検索」を選ぶと、Safariが開いて、デフォルト検索エンジンによる検索結果を表示します。
Wikipediaを検索
Spotlightメニューで「Wikipediaで検索」を選ぶと、辞書アプリケーションが開き、検索した項目のWikipediaのエントリーが表示されます。
システム
Windowsからの移行
OS X Lionなら、古いWindowsパソコンから新しいMacへすべての情報を移すことができます。Lionは、ホームディレクトリフォルダ(ミュージック、ピクチャ、デスクトップ、書類、ダウンロード)、ブラウザのブックマーク、そして言語環境、ロケール、カスタマイズされたデスクトップピクチャなどのユーザー設定を自動的に転送します。さらに、あなたの連絡先、カレンダー、OutlookとWindows Live MailのEメールアカウントも転送し、それぞれを対応するアプリケーションの中に配置します。
このMacについて
システムプロファイラは、Macに関する主な情報を新しく見やすい方法で表示します。ハードウェアのモデル、シリアル番号、インストールされているメモリの容量、ディスプレイ情報、ドライブに保存されているファイルの種類とサイズなどを一目ですばやく確認できます。
新しいシステム言語
Lionはアラビア語、チェコ語、トルコ語、ハンガリー語にも対応しています。
検索
すべてのOS Xアプリケーションでは、単語やフレーズを3本の指でダブルタップするだけで、その部分を選択して検索できます。OS Xは内蔵された辞書や類語辞典から情報を集めるだけでなく、ウェブにアクセスして関連したWikipediaのエントリーも探します。検索結果は、選択された言葉の下にインライン表示されます。
クイックルックの新しい種類
Eメールに含まれるウェブページへのリンク、Googleマップのアドレス、アドレスブックの連絡先、Spotlightの検索結果など、クイックルックでプレビュー表示できるコンテンツの種類が増えました。
クイックルックの
ジェスチャーナビゲーション
スワイプのジェスチャーで、PDFやiWorkの書類のページや、複数の画像をすばやく切り替えていくことができます。
プッシュ通知
カレンダーのイベント、連絡先の更新、デバイス管理に関するプッシュ通知をLion Serverから受け取ることができます。
プロファイル
システム管理者は、Lionのプロファイルを使って、環境内にあるすべてのMacの設定を簡単にカスタマイズできます。いったん設定し、プロファイルをそれぞれのコンピュータに配布したら、そのあとの設定はLionにまかせましょう。
ファイル共有のためのApple ID認証
ファイル共有のためにリモートのMacへログインする時に、Apple IDを使えるようになりました。あなたのMacにあるフォルダにほかのユーザーがアクセスする必要がある場合も、個別のユーザーアカウントを作る必要はありません。 相手のApple IDを承認済みユーザーのリストに追加すれば、各自のユーザー名とパスワードでログインできます。
システム環境設定
オンラインアカウントを作成
システム環境設定に「メール/連絡先/カレンダー」パネルが新たに追加され、Microsoft Exchange、Gmail、Yahoo!、AOLのすべてのアカウントの設定と管理が一か所でできるようになります。
カスタムデスクトップカラー
無地の色のデスクトップに、カラーピッカーで好きな色を選んで設定できるようになりました。
新しいデスクトップピクチャ
OS X Lionでは、数種類の新しいデスクトップピクチャが加わりました。「デスクトップとスクリーンセーバ」パネルで選択できます。
新しいアカウントピクチャ
Lionには、数種類の新しいアカウントピクチャが加わりました。「ユーザとグループ」環境設定パネルの写真の中から、好きなものをクリックで選びましょう。
Magic Mouseとトラックパッドの
新しい環境設定
Lionではマウスとトラックパッドの環境設定が新しくなり、入力デバイスのジェスチャーのカスタマイズがとても簡単になりました。ジェスチャーがカテゴリー別に分類されているので、探しているものがすぐに見つかります。新しいムービーで、それぞれのジェスチャーの動きを見ることもできます。
スクロール方向の環境設定
Lionでは、スクロールやスワイプをすると、指と同じ方向にコンテンツが動くようになりました。これまでのオペレーティングシステムのスクロール操作に戻したい場合は、マウスまたはトラックパッドの環境設定で「指の方向にスクロール」オプションの選択を解除します。
アプリケーションインジケータランプをオフにする
インジケータランプを非表示にして、Dockをもっとすっきりとさせたい時は、Dock環境設定パネルでインジケータランプをオフにすることができます。
Text
特殊文字の入力
アクセント記号つきの文字を使うのも、OS X Lionならとても簡単です。文字を選んで長押しすると、すべての変換候補とアクセント記号つきの文字が並んだダイアログが表示されます。
強化された自動修正
Lionの自動修正機能は、入力した単語の下に修正候補を表示します。その候補に変更したい時はEnterキーを押します。現在の表記のままにしたい場合は「X」をクリックします。
縦書き
Lionは、日本語と中国語の縦書きの入力と表示にも対応します。
拡張された言語サポート
Lionは、南アジア、東南アジアの主要言語をサポートします。2つの新しいフォントファミリーでは、グジャラート語、ヒンズー語、マラッタ語、ネパール語、パンジャブ語、タミル語などの言語を表示するのに使われる、デーヴァナーガリー語、グジャラート語、グルムキー語、タミル語のスクリプトのサポートが強化されました。新しいフォントとキーボードは、ベンガル語、カンナダ語、クメール語、ラオ語、マラヤーラム語、ミャンマー語、オリヤー語、シンハラ語、テルグ語、ウルドゥー語 にも対応します。
Appleカラー絵文字フォント
Unicode 6.0のカラーの絵文字フォントで、日本の携帯電話メールやウェブサイトなどでよく利用されている絵文字を表示できます。絵文字フォントは「文字パレット」にあるので、どのアプリケーションでも使えます。
日本語入力方法
Lionの変換ウインドウでは、部首や読みでの並べ替えができるようになり、単語の意味も表示されます。変換や予測入力の精度も向上しています。
中国語入力方法
Lionは、四声によるフィルタリング、部首や画数での順序づけとフィルタリングに対応。ピンインや注音の変換精度もさらに高まりました。新しい変換ウインドウでは、横向きの変換ウインドウのためのグリッド表示が追加されました。
ベトナム語入力方法
Lionはベトナム語の新旧どちらの正書法(綴字)にも対応しています。
簡体字中国語の
手書き文字認識機能の強化
Lionでは、簡体字中国語の手書き文字を読み取る機能が強化されています。ローマ数字、句読点、いくつかの追加文字セットなど、簡体字中国語の認識機能も拡張。手書き入力ウインドウが移動できるようにもなりました。
韓国語の強化
Lionは、韓国語を表示するNanumフォントファミリーに対応します。
STIX数式用フォント
Lionには、STIX数式用フォントが含まれているので、電子出版物や印刷物で数式を正確に描写できます。
辞書アプリケーション
Lionの辞書アプリケーションは、入力している途中で単語の意味を表示しはじめるので、すばやく結果を確認できます。
効率の良い辞書インターフェイス
Lionの辞書は、ユーザーインターフェイスがより使いやすくなっています。左側に検索結果のすべての候補を、右側にその意味を表示するので、探している単語がすぐに見つかります。
英英辞典と類義語辞典
LionにはOxford Dictionary of EnglishとOxford Thesaurus of Englishが搭載されています。
縦書きに対応する辞書
辞書は、日本語辞書のための縦書き表示に対応します。
TextEdit
クイックルックで添付ファイルを確認
クイックルックを使えば、テキストエディット内のウェブアドレスや画像をプレビューできます。
新しい書式設定バー
テキストエディットに、フォント、カラー、リストなどの編集機能へすばやくアクセスできる、すっきりまとまった書式設定バーを用意しました。
インライン検索
テキストエディットの文書内のテキストを検索すると、ヒットした語句のすべてが、黄色でわかりやすく強調表示されます。
オートセーブに対応
テキストエディットが、文書に加えたすべての変更を自動的に保存します。
バージョンにも対応
特定の文書の以前のバージョンを見ていくことも、古いバージョンに戻すことも、前のバージョンからテキストや画像をコピー&ペーストすることもできます。
Time Machine
ローカルスナップショット
OS X Lionでは、Time Capsuleやバックアップドライブから離れている時でも、Time Machineの良さを体験できます。あなたが作成、変更、削除したファイルの予備のコピーを、Time MachineがMac上に自動保存。だから外出先で誤ってファイルを削除してしまっても、ローカルコピーからファイルを復元することができます。
タイムラインの結合
あなたのMacを、Time MachineのバックアップドライブやTime Capsuleにつなぐと、つないでいない間に行ったすべての作業を、Time Machineが自動的に既存のバックアップと一緒に表示します。Time Machineのインターフェイスは、まるでバックアップドライブをずっとつないでいたように見えるでしょう。
暗号化してバックアップ
FileVault 2で暗号化された外付けのUSBまたはFireWireドライブを使えば、Time Machineのバックアップを安全に保管することができます。
UNIX
フルスクリーンの
ターミナルウインドウ
ターミナルのウインドウをフルスクリーン表示にすれば、広々としたスペースでコマンドラインを入力したり、確認することができます。
新しいアピアランスコントロール
OS X Lionでは、環境設定に編集できるANSIカラーが含まれ、256色と背景色の消去(BCE)にも対応します。ターミナルの宣言方法は、デフォルトで「xterm-256color」に設定されています。アプリケーションのウインドウは、背景画像(フォルダからのランダム表示も含む)、スクロールバーの非表示、新しい半透明表示もサポートしています。
新しいステータス制御
新しくなったステータス制御は、タブ表示やウインドウの最小化などができます。ライブコンテンツも表示でき、未読テキスト、ビジー、ベルの数もインジケータで確認できます。
プロキシアイコンの
ドラッグ&ドロップをサポート
ターミナルウインドウのタイトルバーに、プロキシアイコンをドラッグするだけで、いまいるディレクトリやファイルへのパスをセッションやタブに挿入できます。
バージョン
書類の履歴を記録
OS X Lionは、あなたの書類の進化を記録し続けます。あなたが変更を加えたり、大きな区切りにさしかかったところで、Lionが書類のスナップショットを作ります。
バージョンの自動作成
書類を開くたびに、Lionは最新バージョンを自動的に保存します。あなたの作業中は、1時間ごとに新しいバージョンを保存して、作業履歴を残していきます。
手動でバージョンを作成
ファイルメニューから「バージョンを保存」を選べば、好きな時に手動でバージョンを作ることもできます。
効率的なストレージ
Lionが保存するのは、前のバージョンから変更された部分だけなので、ハードドライブのスペースを効率良く使えます。また、1日のうちの1時間ごとのバージョン、1か月のうちの1日ごとのバージョン、過去数か月の週ごとのバージョンなど、書類のバージョンの履歴も管理します。
バージョンをブラウズ
以前のバージョンを見るのも簡単です。Time Machineのようなインターフェイスで書類のバージョン履歴に目を通し、過去のある時点での書類の状態を確認することができます。タイムラインには、その書類のすべてのバージョンを表示します。以前のバージョンを見たい時は、見たい日付をクリックするだけです。
並べて比較
バージョンを見ていく時は、並べて比較する機能を使って、以前のドキュメントと最新のドキュメントを並べて見比べることができるので、違いが一目でわかります。
バージョン間のコピー
最新バージョンも以前のバージョンも有効なファイルなので、どちらのバージョンからでもテキストや画像をコピー&ペーストできます。
以前のバージョンを復元
以前のバージョンに戻るのも簡単。現在のバージョンと過去のバージョンを入れ替えるだけです。
バージョンを削除
必要に応じて、書類の古いバージョンを削除することもできます。バージョンブラウザで削除したいバージョンを見つけたら、タイトルバーの矢印をクリックして「このバージョンを削除」を選択します。
プライバシー
Eメール、iChat、AirDropなどを使って書類を共有する場合は、最新のバージョンだけが送信され、それ以外のすべてのバージョンはあなたのMac上に残ります。
Xsan
Lionに内蔵
OS X Lionに内蔵されたXsanファイルシステムを使えば、適切なネットワークに接続されているすべてのMacが、Xsanボリュームにアクセスできるようなります。
新しい環境設定パネル
システム環境設定に新しくXsanのパネルが加わり、Xsanボリュームの管理、マウント、マウント解除が簡単になりました。
大文字と小文字を区別しないボリューム
よりシンプルで、優れたパフォーマンスのために、大文字と小文字を区別しないXsanボリュームを作ることができます。このボリュームは、従来のHFS+ボリュームと同じように動作しますが、ファイル名の大文字と小文字を区別しません。
業界標準のマルチパス機能
Lionは、ALUA(Asymmetric Logical Unit Access)のマルチパス機能やフェイルオーバーにも対応しているので、ファイバーチャネルを利用した様々なRAIDストレージアレイでもXsanを活用できます。
そのほかの機能
サイズ変更をどこからでも
ウインドウのサイズを、上下左右、どこからでも変更できるようになりました。
オーバーレイ表示されるスクロールバー
スクロールバーがオーバーレイ表示になりました。必要な時だけ現れ、使わない時は消えるので、画面がよりすっきりと見やすくなります。
スクリーンセーバで写真を楽しむ
新しいオンスクリーンコントロールを使って、iPhotoのスクリーンセーバを一時停止させれば、スクリーンセーバを表示させた状態のまま、アルバムの写真を手動でつぎつぎとめくっていくことができます。
スクリーンセーバで
iTunesのアートワークを楽しむ
スクリーンセーバがジュークボックスになります。曲を再生したい時は、アルバムをクリックします。