これまでに74人が逮捕された窃盗グループの主犯格の男が、盗んだ建設用機械などの売却代金を受け取ったとして21日に追送検されました。このグループによる被害額はおよそ19億円相当に上ります。
窃盗グループの主犯格で元暴力団組員の松本剛容疑者(46)は、盗んだ建設用機械の売却代金の一部を受け取った疑いが持たれています。警察によりますと、この窃盗グループは今年4月までの8年間で、工事現場から建設用機械を盗んだ疑いなどで外国人を含む74人が逮捕されています。グループによる被害は17都府県で704件、およそ19億円相当が確認されていて、盗まれた建設用機械は解体され、国外に売られたものとみられています。松本容疑者は売却代金の9割以上を手にしていたとみられ、警察の調べに対して「俺が指示してやらせた」と容疑を認めています。