調剤ミスの薬局に賠償命令 札幌地裁「服用で死亡」薬剤師が誤って調剤した薬を服用し、その後死亡した札幌市東区の90歳代の女性の遺族が約3800万円の損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁は21日、薬局を開設している医薬品販売会社の北海道保健企画(同市東区)と薬剤師に約2500万円を支払うよう命じた。 判決理由で田辺麻里子裁判官は「調剤ミスで必要のない薬を飲ませられ、副作用の脳梗塞を起こして死亡した」と述べた。 判決によると、薬剤師は2008年6月、薬局で頻尿治療薬を求めた女性に対し、誤って血圧を下げるための錠剤180錠を調剤し、服用した女性は約3カ月後、副作用の脳梗塞で死亡。 【共同通信】
|