2011年7月21日(木)「しんぶん赤旗」

「依然ゆがんだ歴史認識」

日本の中学校 社会科教科書

韓国の市民団体が批判


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(写真)記者会見で社会科教科書の問題点を語る「アジアの平和と歴史教育連帯」の人たち=20日、東京都千代田区

 韓国の市民団体「アジアの平和と歴史教育連帯」は20日、日本の中学校社会科教科書の修正を求めて、東京都内で記者会見を開きました。侵略戦争を美化する育鵬社、自由社の歴史教科書をはじめ、韓国にかかわる記述の問題点を指摘しました。

 会見で安秉佑(アン・ビョンウ)常任共同代表は、今年検定に合格した日本の中学社会科教科書について、「韓国関連の記述で一部改善された点もあるが、多くの部分で依然として韓国へのゆがんだ歴史認識を持っている」と批判しました。

 とくに「新しい歴史教科書をつくる会」や「日本教育再生機構」が主導してつくった自由社と育鵬社の歴史教科書については「アジア太平洋戦争を露骨に大東亜戦争、アジア解放戦争として美化し、植民地支配に対する反省もない」と指摘しました。

 同時にこれら2社以外の教科書も、「ほとんどの教科書は強制動員に関する記述を後退させ、関東大震災のときに虐殺された朝鮮人、中国人に関する記述も弱くなっている。すべての教科書が日本軍『慰安婦』について記述していない」と問題点をのべました。

 また、「『独島』(竹島)の領有権に関してはほとんどの教科書が日本の外務省の主張をそのまま踏襲している。かなり政治的な性格を帯びている」と語りました。

 同会は7社の地理・歴史・公民教科書について計177カ所の修正を求める意見書を日本の文部科学省に提出しています。





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