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2011年07月21日

団塊の世代

よく私は団塊の世代のことを書く。基本的に悪口だと受け取られると思う。けれど私は団塊の世代の先輩に「社会」を教えて頂いた。個別に見ると素晴らしい人が多い。もっと言えば、今の私があるのは団塊の世代のおかげだと考えます。ただ「団塊の世代」というグループの評価になると、やや厳しくなる。

この世代のバックボーンを紹介しよう。そもそもなぜ世代別の人口が多いかと言えば、第二次世界大戦の影響。敗戦を受け、昭和22年〜25年の間(1947年〜49年)、毎年250万人もの出生数となった。この世代、いろんな社会インフラが追いつかず。学校の校舎すら不足し、プレハブで凌がなくちゃならないほど。

団塊の世代の親の世代はアメリカの強さを痛感し、日本の国力増を痛切に願う。当然、競争厳しい。団塊の世代はアメリカナイズされた教育を受けたため、アメリカの価値観を好む。一方、日教組も強大化し、アメリカ文化好きがベースにありながら、搾取のない社会主義(当時そう信じられていた)に憧れる傾向。

ちなみに大学への進学率は15%と低く(それでいて学生運動で実質的な休講状態が長かった)、これが自分の子供世代を「大学に行かせたい!」という強い気持ちになって現れる。学生運動で挫折してしまう人も多い。こんな環境が「競争を嫌う」。「頑張れば結果はどうであれ素晴らしい」という流れを作る。

行き過ぎた平等を作り出すのも団塊の世代。結果が出るのは可哀想だから、という理由から学校に対し強硬な文句を付け運動会の駆けっこを止めさせたり(一旦ゴールの手前で全員停止し、みんなで手を繋いで同時にゴールする、という凄い光景も見られた)。競争を好む人も多いが、反対派に逆らわない。

また、非常に大きい市場を持っており、しかも競争意識が働く。社会人になって自分のクルマを買えるようになった頃に流行ったのがファミリアに代表されるFFの2BOXカー。もう少しフトコロに余裕出ると、シルビアのような2ドアクーペの爆発的なヒットをもたらし、続いて家庭持つやアコード級セダンが人気に。

バブル景気に差し掛かるやマーク2クラスが記録的なヒットとなり、子供が育ち始めるやパジェロやレガシィ等、RVに流れ込む。最後の明確なヒットは、団塊ジュニアと親子3世代(居心地良いので独立しない団塊ジュニが多い)の世帯が増えたためだろう。最後の流行は多人数乗車のミニバンでございました。

ということでこの世代が「新しいことをやろうとする時の堤防」になってしまっている。競争を嫌い(好きな人も説得されてしまう)、大きな人口を背景とした消費社会を引っ張ってきたため、同じジャンルで良いモノを作れば市場があると信じてます。成功体験も多い。この世代を納得させるのは容易じゃありません。

私が団塊の世代に望むことは「次世代を育てること」。ノウハウを持たない若い世代のバックアップや指導をしていただけたら凄く嬉しいです。

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posted by kunisawa at 10:41 | Comment(0) | 2011年TOP
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