中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

愛知・東浦町が市制移行を延期 「人口5万人以上」確定せず

2011年7月21日 14時24分

 「東浦市」への市制移行を目指す愛知県東浦町は21日、来年1月4日に予定していた市制移行を延期すると発表した。

 国が国勢調査で人口を再調査しており、地方自治法で定められた市の要件の一つ、「人口5万人以上」が確定せず、スケジュール通りに県知事への市制移行の申請が間に合わないため。井村徳光町長は「来年5月の大型連休明けを目指す」と話している。

 町は、今年2月の国勢調査の速報値で町の人口が「5万80人」となったことで、6月定例町議会に「町を市にする議案」を提出、9月県議会に間に合わせて県知事に市制移行を申請する予定だった。ところが、国勢調査で重複計算などが見つかり、国が再度調査を始めたことから人口が不確定となり、市制移行の動きが止まった。

 これまで町は7月に判明する確定値の内示を待ち、7月上旬にも町議会臨時会を開き、議案を出す方針だった。しかし今月14日に総務省統計局から「10月下旬の公表まで内示はできない」との方針が伝えられ、延期を決めた。井村町長は「仕切り直しをするしかない。どうしても来年1月に(移行)することはない」などとコメントした。

 町は、10月の確定値で人口が5万人を超えれば、直ちに準備に入るとしており、最短では町議会12月定例会を経て、来年3月の定例県議会に間に合わせる。

(中日新聞)

 

この記事を印刷する

PR情報



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ