ペットショップで犬や猫を深夜に店頭で展示することについて、環境省は、健康に悪影響を及ぼすおそれがあるとして、午後8時以降の展示を禁止するとともに、ペットの通信販売についても、購入者に動物と事前に対面させることを義務づけるなど規制を設ける方針を決めました。
これは20日開かれた環境省の専門家による委員会でまとまったものです。それによりますと、ペットショップで犬や猫を電気がついた店内に深夜まで展示することは、健康に悪影響を与えるおそれがあるとして、午後8時以降は店頭での展示を禁止すべきだとしています。一方、インターネットなどでの通信販売については、「子犬を購入したら数日で死んでしまった」とか、「ペットが届いてまもなく、事前に説明を受けていなかった病気を持っていることが分かった」といった苦情が相次いでいるということです。このため環境省は販売業者に対し、購入者に犬や猫と事前に対面させるほか、直接、飼い方などを説明するよう義務づける方針です。環境省は、今後、違反した場合の罰則などについて、さらに検討を進めることにしています。