三重県尾鷲市の市立尾鷲中学校で、男性講師(26)が生徒に校内でたばこを与え、喫煙させていたことが分かった。
同校と同市教育委員会によると、講師は今年4月に着任し、3年生の副担任をしていた。5月下旬に校舎の外で喫煙中、男子生徒1人と話をしていると「1本ちょうだい」とたばこを要求され、たばこ1本を渡した。その後も10回近くにわたり複数の生徒に要求され、自分の車の中などでたばこを一緒に吸っていた。たばこ自動販売機の成人識別カード「タスポ(taspo)」も1回、生徒に貸していたという。
生徒の喫煙は13日に発覚。講師は15日から教育現場を離れ、20日に辞職願を提出した。同校は20日夜、保護者に経緯を説明。神保方正校長は「教育者としてあってはならないことが起き、残念で仕方がない。ダメなものはダメと言える教育集団になるよう真摯(しんし)に取り組みたい」と謝罪した。
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