おカネの流れを考えるきっかけに

投資というと、利益を稼ぐことだけが目的、と思われがちな面もありますが、投資を通じて社会問題を解決する「インパクト・インベストメント」は関心を集めそうです。

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マイクロファイナンスの総融資残高と借り手総数
※出典:DWMアセット・マネジメント社

マイクロファイナンスは投資先が海外であるため、投資したおカネがどう活かされているのか見えにくいことや、常識的なマイクロファイナンスの融資時の年利が20~70%とされているに対して、一部の悪徳事業者は100~1000%もの暴利を債務者から取り立てている、などの問題もあるようです。

もちろん、インパクト・インベストメントではそうした違法な事業者を融資から排除する仕組みが機能していると聞きますが、投資する側(貸し手)と投資先(借り手)とのコミュニケーションをどう深めていくのかは、今後の課題でしょう。一方でこうしたハードルがクリアされれば、マイクロファイナンス・ファンドなどの投資商品がより普及するのでは、という気もします。

地球のココロでもこれまで、自然エネルギーファンドへの投資省エネ預金電力会社の大株主への公開質問書の送付など、おカネと社会との関係を考える取り組みや事例を紹介していますが、インパクト・インベストメントやマイクロファイナンスを手掛かりに、私たちのおカネの流れを別の視点で考えてみてはいかが?

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