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2011年7月20日(水) 19:30 |
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放射性セシウム汚染疑いの牛肉販売
岡山市と倉敷市の飲食店などでも、放射性セシウムに汚染された疑いのある牛肉が、販売されていたことがわかりました。
岡山市は、福島県の農家から出荷された、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた可能性がある牛の肉が、流通していたと、19日夜明らかにしました。 保健所などが調べたところ、岡山市内の飲食店と、食肉販売店の2店舗で、販売されていたことがわかりました。 汚染された疑いのある肉は、福島県から西宮市の食肉センターを経由して、岡山に入っていました。 流通量は、11頭分、121.5キロで、そのうち約8割は、販売済みで、すでに消費されたとみられています。 また、倉敷市も同じルートで入ってきた牛肉が、市内の飲食店1店舗で販売されていたことを明らかにしました。 1頭分3.9キロが販売され、すでに消費されたということです。 一方、広島市に本社を置く総合スーパーのイズミが、放射性セシウムを含む稲わらをエサとして与えられた福島県の牛の肉を、岡山、香川の合わせて10店舗で販売していたと発表しました。 イズミが販売していたのは、福島県が18日に公表した411頭の牛の一部で、他県の店舗も合わせると約1740キロになります。 岡山県内では、ゆめタウン倉敷や高梁など、7店舗、香川県内では、ゆめタウン高松や丸亀など、3店舗で販売されていました。 イズミの発表によりますと、いずれの店でも4月21日頃から7月12日頃までの間に、『小間切れ』や、『切り落とし』などの商品として売られていたということです。 ゆめタウン倉敷イズミでは、20日から、精肉の販売コーナーに、生産された都道府県名を表示しています。 また、放射性セシウムを含む稲わらを食べた、福島県産牛の一部の肉が、スーパーマルナカの四国にある、39店舗でも販売されていたことがわかりました。 このうち香川県内では、今年4月から今月にかけて、11店舗で販売されたということです。 香川県は、11店舗のうち、2店舗が保管していた肉の一部を検査したところ、微量のセシウムが検出されましたが、国の暫定基準値は下回ったということです。 香川県とマルナカは、これらの牛肉が手元にある場合は、県かマルナカの店舗に連絡してほしいと呼びかけています。
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