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2011年7月20日(水) 19:30 |
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台風6号、岡山・香川にも影響
20日未明に岡山、香川に接近した台風6号は、勢力を弱めながら、東海地方の南海上を東に進んでいます。 動きが遅い台風の影響で、岡山香川でけが人が出たほか、交通機関にも長時間影響が出ました。
台風6号は、超大型で、非常に強い勢力のまま北上したため、かなり離れたところでも風が強くなりました。 岡山と香川を結ぶフェリー、鉄道、道路は順次ストップ、岡山から香川への交通手段が、19日朝からなくなります。 台風による強風で、けが人も多く出ました。 高松市では、プレハブの事務所が強風で壊れ、67歳の女性が大けがをしました。 今回の台風では岡山県で4人、香川県で、12人がけがをしました。 その後も台風は、非常に強い勢力を保ったまま、ゆっくりと北上します。 台風の動きが遅く、満潮時刻と台風の最接近が重なったため、高潮の危険性が高まりました。 瀬戸内市では、沿岸に住む1829世帯に避難勧告が出され、公民館などに住民が避難しました。 台風6号による最大瞬間風速は、高松港で36.6メートルなど、沿岸部で強い風を観測しました。 また、太平洋側を中心に大雨となり、香川県側にも発達した雨雲が流れ込みました。 降り始めからの雨量は、東かがわ市で200ミリを超える大雨となりました。 高松港は、満潮時刻に近づくにともない、潮位が上昇、 20日午前1時半ごろから、海水が道路に流れ込み、500メートルにわたって冠水しました。 また、瀬戸内市と坂出市で、9棟が床下浸水の被害を受けました。 台風6号は、20日午前0時半に徳島県南部に上陸、岡山県の一部と、香川県を暴風域に巻き込みながら、20日朝には紀伊半島の潮岬付近まで進みました。 20日午後3時のJR岡山駅では、風も収まり、交通機関は運転を再開。 最後までストップしていた高知行きの特急が出発したのは、20日午後3時すぎでした。 今回の台風は動きが遅いため、長時間にわたって影響がでました。 岡山、香川は、まだ台風の強風域に入っていて、20日夜遅くまで注意が必要です。
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