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【コラム 撃戦記】

日本ボクサーの海外知名度UPにつながるか

2011年7月21日

 日本のボクシング界に異変が起きている。かつて世界王者を当たり前のように来日させていたが、今は日本人が海外に出向いて世界戦を行うケースが増えているのだ。

 日本ボクシングコミッション(JBC)によると、2010年度の日本、東洋、世界(海外含む)の全タイトルマッチは男女で233興行、1902試合。01年は269興行、2374試合だった。この減少傾向に、不安をもらすジムのオーナーが増えているという。

 大手の帝拳ジムでは、6月にメキシコでWBC世界ライト級王座に佐々木基樹を挑戦させ、WBA世界スーパーバンタム級王者下田昭文は今月9日に米国で初防衛戦を行った(結果は王座転落)。さらにWBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃は10月、米国・ラスベガスでV7戦を予定している。

 本田明彦会長は「これまでが異常だった」と、当たり前のように開催してきた世界戦を反省。早くからラスベガスを主戦場にしたパッキャオ(フィリピン)を見習い、日本選手の海外での知名度アップを力説する。経済状態の悪さをプラス思考に変えられるか、手腕が期待される。 

  (格闘技評論家)

 

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