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【サッカー】

ウルグアイ 15度目Vへ王手

2011年7月21日 紙面から

◇南米選手権・準決勝

 【ラプラタ(アルゼンチン)工藤拓】南米選手権は19日、当地で準決勝の1試合を行い、ウルグアイがペルーを2−0で下し、12年ぶりの決勝進出を決めた。0−0で前半を折り返したが、後半にFWスアレス(リバプール)が2得点を挙げ、単独最多となる15度目の優勝に王手をかけた。ウルグアイは24日の決勝で、パラグアイ−ベネズエラ戦の勝者と対戦する。

 昨年の南アフリカW杯でウルグアイを4位に導いた強力2トップが、ペルーの堅守を打ち破った。

 0−0で迎えた後半8分、フォルランがドリブルで右サイドから中央へと切れ込み、ゴール前約30メートルの位置から左足を一閃(いっせん)。際どいコースを襲ったシュートをGKがこぼすと、スアレスが拾い、角度のない位置から右足でゴールネットを揺らした。

 両手をパチンと合わせて互いのプレーをたたえた2トップの背後で、スタンドを水色と白に染めたウルグアイサポーターが歓声を上げた。

 歓喜のシーンは、さらにその5分後にも繰り返された。同13分、自陣でのボール奪取からフォルランのポストプレーを起点とし、裏へと抜け出したスアレスに縦パスが通る。飛び出したGKを右へかわし、貴重な追加点を無人のゴールに流し込んだ背番号「9」は右手首のタトゥーにキスをした。

 通算3ゴールで得点ランクの首位タイに並び、マン・オブ・ザ・マッチにも輝いたスアレス。試合後は「非常に厳しい試合になることは分かっていた。前半は相手の守備に苦しみ、ほとんどチャンスをつくれなかった。でも後半は確信を持ってプレーし、効率的かつ良いタイミングで得点を重ねることができた」とうれしそうに振り返った。

 スアレスの活躍にタバレス監督も無論満足げ。「彼は偉大なFWでサッカー界のエリート。彼のようなFWはチームに結果をもたらしてくれる」と手放しで称賛した。

 ブラジル、アルゼンチンの2強がすでに去り、しかも2トップの調子が上向きになった今、ウルグアイの16年ぶりVに死角はない。

 

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