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【プロ野球】

マー君10勝ならず 防御率も2位転落

2011年7月21日 紙面から

4回裏無死一塁、稲葉(左)に2ランを浴び、肩を落とす田中=東京ドームで(七森祐也撮影

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◆日本ハム3−1楽天

 味方の反撃を信じ、ベンチ前でキャッチボールを続ける楽天・田中に、9回裏のマウンドは巡ってこなかった。あの回だけだった。4回に自ら火種を広げて今季自身最多の1イニング3失点。国内最強と評されるダルビッシュとの投手戦を制するにはあまりに点を取られすぎた。今季初の完投負けで、自身の連勝が6でストップした。

 「せっかくみんなでやっているのに、独り相撲を取ってしまった。あれだけのピッチャー相手にああいうピッチングをしていては勝てない」。先頭・糸井をストレートの四球で歩かせ、次打者・中田の打席でよもやの一塁へけん制悪送球。無死二塁のピンチを招いて浮足だったのか、直後に中前に同点打を浴び、続く稲葉に右越えへ決勝2ランをたたき込まれた。

 ダルビッシュとの対決を首を長くして待っていた。先発で対戦するのは2年ぶり4度目。過去の対戦成績は田中の1勝2敗で久々の投げ合いに勝てば、五分の星になる。田中も「ステップアップしてるのはダルさんも同じ。挑む気持ちに変わりはない。しっかりと投げてチームが勝つことが大事」と意気込んでいたものの、自らが最も敬愛する先輩の方が一枚も二枚も上手だった。

 田中は2試合連続で白星がつかず、2桁勝利を目前に足踏み状態。自責2で防御率も1・23まで下がり、リーグトップの座を日本ハム・武田勝に明け渡してしまった。チームも球宴直前に痛い連敗。重苦しい空気が楽天ナインを包んだ。 (鶴田真也)

 

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