小沢氏の党員停止処分が確定
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小沢氏の党員停止処分が確定

7月20日 21時49分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党は、小沢元代表の党員資格を、政治資金規正法違反の罪で強制的に起訴された裁判の判決が確定するまで停止するとした処分について、20日、小沢氏からの不服申し立てを却下することを決め、小沢氏の処分が最終的に確定しました。

政治資金規正法違反の罪で強制的に起訴された小沢元代表に対し、民主党はことし2月、裁判で判決が確定するまでの間、党員資格を停止する処分を決定しましたが、小沢氏は「処分の合理的な理由はない」などとして、翌3月に不服を申し立てました。その後、東日本大震災が起きたことなどから、民主党は小沢氏からの申し立ての扱いを先送りしていましたが、20日、倫理委員会を開き、「起訴された事実に変わりはない」として申し立てを却下することを決めました。同時に倫理委員会は、小沢氏が岩手県選出の国会議員として被災地の復興に携われるよう、執行部に配慮を求める意見を添えることを決めました。そしてこのあとの常任幹事会で倫理委員会の決定が了承され、小沢氏の処分が最終的に確定しました。倫理委員長を務める渡部最高顧問は、記者団に対し、「政治とカネの問題は、政治家が最も襟を正さなければならない問題であり、党としても厳しい対応をしなければならない。ただ、被災地から選ばれた議員であり、党が一つにならなければならないときでもあるので、付帯意見を付けた」と述べました。