石川元秘書に禁錮２年求刑

　民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件で、政治資金規正法違反罪に問われた、元私設秘書の石川知裕衆院議員（３８）らの第１６回公判が２０日、東京地裁（登石郁朗裁判長）であった。

　検察側は「虚偽記入をしたのは明らか。法の趣旨を踏みにじった、国民に対する背信行為」と主張。石川被告に禁錮２年、元公設第１秘書・大久保隆規被告（５０）に禁錮３年６月、元私設秘書・池田光智被告（３３）に禁錮１年を求刑した。

　この公判では、主要な検察官調書が、事実認定の証拠として採用されなかった。小沢氏の弁護人を務める弘中惇一郎弁護士も傍聴し「証拠がないぶんを想像で補っている様子は（無罪が確定した元厚労省局長の）村木（厚子）さんの時と一緒だ」と指摘。石川氏は求刑を聞いた瞬間の気持ちを聞かれ「一つの区切りがついたと思う。今後も政治家として、淡々と仕事をこなしたい」と話していた。

（2011年7月21日06時01分  スポーツ報知）

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