ＭＦ宮間とＧＫ福元がなでしこ最速始動…２４日リーグ戦出場志願

美作市長を表敬訪問した宮間（右）と福元

　ＭＦ宮間あや（２６）＝岡山湯郷＝が２０日、ＧＫ福元美穂（２７）とともに、なでしこ最速で所属クラブに合流した。この日の夕方に行われた練習に参加。ウオーキングなど別メニューの軽めの調整でリーグ再開の２４日の伊賀戦に備え、「疲れはありますけど、（湯郷）ベルでのプレーが私の仕事なので、行けと言われれば行く」と出場を志願した。

　ＭＦ沢ら他の主力選手の多くは、この日も朝からテレビ出演に引っ張りだこだったが、２人はクラブ方針と本人らの意向で、１９日夜に帰郷した。練習前には岡山・美作（みまさか）市の安東美孝市長（６１）を表敬訪問。同市長は「２人に市民栄誉賞を贈る」と明言した。同市には市民栄誉賞の制度がなく、賞を創設する条例案を２９日の臨時議会に提出する予定だ。

　「ドイツとアメリカには９０分で勝負をつけられなかった。まだまだ、本当の世界一とは言えない。これからは、そういうチームに９０分で勝つというのを目指していきたい」と貪欲に上を見据えた宮間。２４日のリーグ再開後、３１日には沢ら代表７人を擁するＩＮＡＣとの対戦が控える。「目標は日本一。ＩＮＡＣだからというのではなく、どこのチームにも負けられない」と高らかに宣言していた。