東日本大震災で損傷したトランペットやオルガンなどの学校用楽器を修理するため、楽器製造業者などでつくる全国楽器協会(東京)が20日、「こどもの音楽再生基金」を設立、プロジェクト「スクール・ミュージック・リバイバル」をスタートさせた。
同プロジェクトは、岩手、宮城、福島3県の約1850校が対象。被災地の学校へ出向いて楽器を修理するほか、直すことのできない楽器の買い替え費用などを補助する。活動期間は約3年の予定。
発起人の一人で音楽家の坂本龍一は同日、都内で記者会見し「水や食べ物と同じように、言葉や音楽も人間にとって絶対必要。長期的に支援していきたい」と発言。12月末にはチャリティーイベントを計画中といい「音楽を作って(基金への)寄付の一助にしたい」と話した。
[2011/7/20-18:35 スポーツ報知]