なでしこ関連本、緊急重版決まった！

　なでしこジャパン関連本の緊急重版が１９日、決定した。沢の自伝「ほまれ」（河出書房新社、１６８０円）と佐々木則夫監督（５３）の組織論「なでしこ力（ぢから）」（講談社、１２６０円）は、それぞれ３万部を増刷。これまでの発行部数を一気に６倍まで増やす。

　今大会のＭＶＰ＆得点王に輝いた沢が、様々なハンデを乗り越えた半生を自らの手でつづった「ほまれ」は北京五輪直前の０８年７月に出版され、初版は５０００部。以後３年間、一度も重版されなかったが、今大会開幕後に全国の書店に注文や問い合わせが殺到。出版元は、ドイツを破ってベスト４進出を決めた後に３０００部を増刷。そして世界一に上り詰めたことを受け、３刷での大増刷を決めた。

　佐々木監督が、女性アスリートの人心掌握術などを記した「なでしこ力」は今年１月に発売。初版は４５００部だったが、本の副題「さあ、一緒に世界一になろう！」が現実のものに。こちらも書店からの注文が相次ぎ、増刷が決まった。

　また、０９年１１月に発売された女子向けの教則本「なでしこゴール！　女子のためのサッカーの本」（講談社、１４７０円）も、初版の３５００部は品切れに。今回の優勝で女子を受け入れている全国のサッカースクールやクラブチームからの問い合わせが続出し、教則本では異例とも言える５０００部の重版が決まった。

  なでしこ

（2011年7月20日06時02分  スポーツ報知）

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