ライフ原発再稼働なければ来夏は関西の電力25%不足 日本総研試算2011.7.20 22:52

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原発再稼働なければ来夏は関西の電力25%不足 日本総研試算

2011.7.20 22:52

 日本総合研究所は20日、定期検査で停止している関西電力の原子力発電所が再稼働しない場合、今年冬は10%、来年夏には25%程度の電力不足が生じるとの試算結果を公表した。関西での設備投資と雇用が減退し、平成24年度には、再稼働した場合と比較して地域GDPの実質成長率を0・9ポイント押し下げるとした。

 日本総研によると、関電の原発が現状からさらに4基停止し、定期検査済みの原発の再稼働がないと仮定すると、供給能力は2550万キロワット前後に低下。24、25年夏の電力需給は予備率を含めると約25%不足し、冬も23年と24年は10%ほど足りなくなるという。

 今冬に原発が再稼働すると想定した場合、関西地域のGDPの実質成長率は外需を追い風に23年度は0・9%、24年度は2・3%の伸びを予測している。

 しかし、再稼働がなされず電力不足が続いた場合、実質成長率は23年度が0・6%、24年度は1・4%へ押し下げられる。特に来年夏(7~9月)はマイナス3・5%と大きな影響が生じるとしている。

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