経済・ITリニアの通過ルートは京都府南部? JR東海社長が示唆2011.7.7 21:39

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リニアの通過ルートは京都府南部? JR東海社長が示唆

2011.7.7 21:39

 JR東海の山田佳臣社長は7日、大阪市内での会見で、平成57(2045)年開業を目指すリニア中央新幹線名古屋-大阪の通過ルートについて、「整備計画は『奈良市付近』としているが、『奈良県内』とは書いていない」と述べ、奈良市と隣接する京都府南部を通る可能性があることを示唆した。京都の経済界は東海道新幹線と接続するJR京都駅など府内を通るルートを求めている。

 JR東海は6月7日、39(2027)年開業予定の東京-名古屋のルート、中間駅のおおよその場所を公表しており、東京-名古屋の環境影響評価を早ければ年内にも始めたい考え。全線開業には9兆円超の建設費が必要なため、同社は東京-名古屋を先行して建設する方針だ。

 山田社長は会見で、名古屋以西での環境影響評価の時期について「まだ先のことなので何とも言えない」と述べるにとどめた。

 一方、大阪市の平松邦夫市長や地元経済界がリニアのターミナル駅を大阪市中心部に求めていることに対し、山田社長は「岡山など(山陽新幹線方面)の人にとって、新大阪以外ではかえって不便になる」とし、新大阪駅をターミナルとする考えを改めて示した。

 またリニア中央新幹線は東海道新幹線の3倍の消費電力が必要とされることについて、「東海道新幹線開業時から車両の省電力化に取り組んでおり、リニアも今後の技術開発で省電力化が進む」として、引き続きリニア中央新幹線計画を推進する考えを強調した。

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