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2011年7月20日22時52分

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広島県三原市で3人刺され女性2人死亡 男を現行犯逮捕

写真:男女3人が殺傷された現場を調べる捜査員ら=20日午後8時47分、広島県三原市宮沖2丁目、諫山卓弥撮影拡大男女3人が殺傷された現場を調べる捜査員ら=20日午後8時47分、広島県三原市宮沖2丁目、諫山卓弥撮影

図:地図拡大地図

 20日午後6時ごろ、広島県三原市の不動産会社内で「男女3人が男に刃物で刺された」と近くの交番に通報があった。駆けつけた警察官が、現場にいた無職黒瀬和政容疑者(36)=同市皆実4丁目=を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。女性2人は搬送先の病院でまもなく死亡。黒瀬容疑者は自分の腹も刺しており、県警はいったん釈放して手術のために入院させた。回復を待って事情を聴く方針。

 死亡したのは、いずれも同市在住で、容疑者の母親の黒瀬芳江さん(63)と、事件現場となった不動産会社の経営者、棟久(むねひさ)美穂子さん(78)。同社社長の木村英和さん(71)も右胸を刺されて重傷を負った。

 三原署によると、黒瀬容疑者は20日午後5時50分ごろ、同市宮沖2丁目の「棟久不動産」に、刃渡り16〜20センチの文化包丁と刺し身包丁の計2本を持って侵入。入り口付近にいた芳江さんの腹部などを刺し、店内にいて制止しようとした木村さんと、棟久さんを相次いで刺した疑いがある。

 黒瀬容疑者はその後、自分の腹も刺したという。社内にいた別の女性が近くの交番へ逃げて通報。駆けつけた警察官の問いかけに同容疑者が「自分で刺した」と認めたため、現行犯逮捕したという。現場は三原市役所の西約400メートルの住宅街。

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