2011年5月22日 19時29分
広島市が招致を検討していた20年夏季五輪(ヒロシマ五輪)について、26自治体が参加する招致検討委員会の第6回会合が22日、同市役所で開かれ、五輪招致の検討取りやめを了承した。検討委は解散され、秋葉忠利前市長が提唱した五輪構想は幕を閉じた。
五輪断念を公約に掲げて4月に就任した松井一実・広島市長が、取りやめ理由を説明。▽招致活動や開催準備などを見通すスケジュールや手順などが見当たらず、検討の形跡もない▽招致活動に必要な原資の確保策が示されていない▽財政的余裕がない--などを挙げた。