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2011年07月20日(水)更新

  • 野志市長が反論「ねじ曲げていない」

松山市の裏金疑惑をめぐる市の調査について、専門委員の1人が「答申をねじ曲げられた」と抗議している問題で、野志市長はきょう、あいテレビの取材に対し、調査に問題は無いという考えを示しました。

この問題は松山市の裏金疑惑をめぐり「公金の不正支出は無かった」とする市の調査結果について、調査で専門委員を務めた薦田伸夫弁護士が「市長が私の意見書を読んでおきながらそういうコメントをするとしたら本当に許せない。

答申をねじ曲げられた」と抗議しているものです。

答申の中で薦田弁護士は「市の調査は内部調査の名にも値しない」と批判していましたが、野志市長は出張先から、「調査が肯定された」と正反対のコメントを発表していました。

きょう、インタビューに応じた野志市長は「調査は終了したと私は思っています。

(市長は全員の答申は読んだのか?)もちろんです」と答えました。

さらに薦田弁護士の答申は「内部調査の名にも値しない」という結論だが、これで肯定されたと読めるのかとの質問に対しては「4人の委員の意見をしっかり見て、総合的に判断して方向性を出しているので野志市長は「答申はねじ曲げていない」と反論し、コメントを撤回しない考えを強調しました。

また、薦田弁護士が提言した第三者機関による調査のやり直しについても「総合的に判断して方向性を出しているのでそう思わない」と慎重な姿勢を示しました。

野志市長は近く、専門委員4人の答申を市のホームページに公開する考えを明らかにした上で、「市民の理解は得られる」と強調しました。

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