１９５８年、日本初の長編カラーアニメ「白蛇伝」公開の年、神奈川県に生まれる。

中学校、高等学校時代の教科書やノートの四隅は全てパラパラマンガで埋まる。

高卒後、親の反対を押し切り、アニメ業界に飛び込む。
通信講座で修得したアニメ仕上げ（セル彩色）のスキルを持って仕上げ会社「グループジョイ」に入社。

上京し三畳一間のボロアパートにて一人暮らしを始める。

アニメ仕上げとしてのデビューは東京ムービー新社の「家なき子」。

同社在籍中、東映動画（現東映アニメーション）が開講した「アニメーター養成講座」に難関を突破して入講。
夜の部にて、伝説の天才アニメーター、月岡貞夫氏の指導を半年間受ける。
同期の仲間には、名倉靖博氏（「メトロポリス」等の作画監督）、佐藤好春氏（「となりのトトロ」等の作画監督）等、有名アニメーター、アニメ作家多数。

講座終了後、東映１００％資本の子会社「スタジオカーペンター」の創立メンバーに選ばれ、アニメーターとしてのスタートを切る。

動画マンデビューは、一世を風靡した「銀河鉄道９９９・劇場版」。

動画チェッカーとして「千年女王・劇場版」。

原画マンとしては「魔法少女ララベル」「ビックリマン」「セーラームーン（R）」等。

作画監督としては「Theかぼちゃワイン」「マペットベイビーズ（日米合作）」「新・ひみつのアッコちゃん」「新・魔法使いサリー」「ダイの大冒険」等。

他にCMの原画、絵コンテ、イラスト、４コマ漫画の連載等、幅広く活躍。

１９９３年、３５歳の時、当時日本最大手のアニメ専門学校にアニメーター科の講師として入社。
後年、アニメ学部長、役員に就任。同校の顧問講師であった日本アニメ界の大御所、大塚康生氏（「ルパン三世カリオストロの城」等の作画監督）の精神を受け継いで教鞭を執り、同校では１３年間に渡り二千人以上の学生をアニメ業界に送り出す。

この間、CSアニメーター養成講座２８本の専任講師も勤め、テレビを通してのアニメ教育にもチャレンジ。
また、アニメの専門家として、テレビのアニメ特集番組やワイドショー、クイズ番組、教育番組に多数出演。
雑誌や単行本へのコメントや寄稿も多数。
中学校や高等学校での出張アニメ授業やアニメをテーマにした講演活動も多数行なう。

２００６年にＹ校を退職。江戸川区にあるＴ専門学校を経て、２００８年より「バンタン電影アニメマンガ学院」に在籍。
ブレーン講師として新時代のアニメ教育を模索しながら、熱い思いで教壇に立つ。

人間主義の生命哲学を信条とし、アニメ教育を通しての人間教育こそが天命であることを不惑の年にして知る。

２０１０年、バンタンを退職しフリーのアニメーターとして現場復帰。
クリエーターと講師という二足のわらじを履き、現場の息吹を教室に送り届ける。
現場復帰の初仕事は、「真恋姫無双２」「みつばちハッチ（劇場）」など。