赤松中学『緋弾のアリア3 蜂蜜色の罠』(書評)
公的に武力行使が認められた探偵「武偵」が存在する現代日本を舞台にしたライトノベル。ラブコメであると同時にアクション小説でもある。シリーズの開始は二〇〇八年。第三巻は二〇〇九年三月の刊行。
このシリーズは、最後に必ず「次回を刮目して待て!」というような引きを行うようだ。エピローグのタイトルは常に「Go For The NEXT!!!」となっている。当然、第三巻のエピローグもそうで、ここではこれまでで最大の引きがある。もっとも、話自体はちゃんと一巻完結になっているので、その点は安心だ。
三巻の内容を一言で言えば、理子という少女が自由をつかみ、母親からもらった十字架を取り返すまでの話と言えるだろう。主人公のキンジと、そのパートナーのアリアがそれに協力する。といっても、ただではない。二人とも理子とは因縁浅からぬ仲で、特にアリアは理子を嫌っている。なぜなら母親が理子のせいで冤罪を着せられたからだ。キンジも、自分の兄を理子に殺されたという過去がある。
理子は二人に対し、それぞれ見返りを示して協力させる。アリアには濡れ衣を着せた件について裁判で証言すると約束し、キンジには兄についての情報を提供すると言う。さらに理子は「まだ、殺したって思ってる?」とキンジに問い掛け、キンジの兄は死んでいないと告げる。
結果、二人は理子の犯罪(盗み)に協力することになるのだが、相手はイ・ウーというアリアとは敵対している組織のナンバー2「無限罪のブラド」だった。ブラドはアリアの母親に冤罪を着せたものの一人で、アリアはブラドを逮捕したがる。だが、生憎とブラドの所在は分からない。
理子は確実に十字架を取り返すため、ブラドの屋敷に潜入することを提案する。屋敷のハウスキーパーが休暇を取るため、臨時の雑用係を募集していたのだ。キンジとアリアは理子の提案に従い、執事とメイドとなって潜入するのだが、目的の屋敷の管理人は東京武偵高で非常勤講師をしている小夜鳴だった。
第二巻のあとがきで、このシリーズのテーマの一つが「チームワーク」であると著者当人が書いていた。第三巻でもそれは健在で、むしろ第二巻よりも強調されていると言える。十字架を盗み出す際の連係や、三人で協力し合ってブラドと戦うシーンなどに、はっきりと「チームワーク」の重要性が打ち出されている。
先述の通り、この作品はアクション小説でもあるが、同時にラブコメでもある。もっとも、主役のキンジはヒステリアモードという難儀な体質を抱えているため、作中(第一巻)で理子が言っていたように恋愛に対して「わざと鈍感になろうとしてる」ようにも見える。そういう意味では、恋愛したがらない男を主役に据えた恋愛小説としても読める。
このシリーズは、最後に必ず「次回を刮目して待て!」というような引きを行うようだ。エピローグのタイトルは常に「Go For The NEXT!!!」となっている。当然、第三巻のエピローグもそうで、ここではこれまでで最大の引きがある。もっとも、話自体はちゃんと一巻完結になっているので、その点は安心だ。
三巻の内容を一言で言えば、理子という少女が自由をつかみ、母親からもらった十字架を取り返すまでの話と言えるだろう。主人公のキンジと、そのパートナーのアリアがそれに協力する。といっても、ただではない。二人とも理子とは因縁浅からぬ仲で、特にアリアは理子を嫌っている。なぜなら母親が理子のせいで冤罪を着せられたからだ。キンジも、自分の兄を理子に殺されたという過去がある。
理子は二人に対し、それぞれ見返りを示して協力させる。アリアには濡れ衣を着せた件について裁判で証言すると約束し、キンジには兄についての情報を提供すると言う。さらに理子は「まだ、殺したって思ってる?」とキンジに問い掛け、キンジの兄は死んでいないと告げる。
結果、二人は理子の犯罪(盗み)に協力することになるのだが、相手はイ・ウーというアリアとは敵対している組織のナンバー2「無限罪のブラド」だった。ブラドはアリアの母親に冤罪を着せたものの一人で、アリアはブラドを逮捕したがる。だが、生憎とブラドの所在は分からない。
理子は確実に十字架を取り返すため、ブラドの屋敷に潜入することを提案する。屋敷のハウスキーパーが休暇を取るため、臨時の雑用係を募集していたのだ。キンジとアリアは理子の提案に従い、執事とメイドとなって潜入するのだが、目的の屋敷の管理人は東京武偵高で非常勤講師をしている小夜鳴だった。
第二巻のあとがきで、このシリーズのテーマの一つが「チームワーク」であると著者当人が書いていた。第三巻でもそれは健在で、むしろ第二巻よりも強調されていると言える。十字架を盗み出す際の連係や、三人で協力し合ってブラドと戦うシーンなどに、はっきりと「チームワーク」の重要性が打ち出されている。
先述の通り、この作品はアクション小説でもあるが、同時にラブコメでもある。もっとも、主役のキンジはヒステリアモードという難儀な体質を抱えているため、作中(第一巻)で理子が言っていたように恋愛に対して「わざと鈍感になろうとしてる」ようにも見える。そういう意味では、恋愛したがらない男を主役に据えた恋愛小説としても読める。
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