迷列車で行こう 「迷鉄編」 2 「快特???岐阜行きの怪」
こんにちは。僕は今回の主役「1700系」です。今回は僕が運用に入ることもある「迷」運用のお話です。
それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「快特 岐阜」
へ??普通じゃねぇかって??いえいえ。この快特岐阜行きの始発駅と途中停車駅がとても「迷」なんです。
その始発駅は・・・
豊川稲荷駅。
そう、今回の主役は一日2本しかない豊川稲荷発の快特なのです。
まず、この豊川稲荷発快特岐阜は朝に2本しかありません。
そして、この2本を除いて、快特運用、特急運用は豊川線ではありません。
それだけでもレアなこの列車ですが、もっと凄いのはここ、豊川稲荷を発車した後です。
以前の特急は「豊川稲荷→諏訪町→国府」の順に停車していましたが、2011年ダイヤ改正で登場した快速特急は
「豊川線全駅停車」
となりました。
しかし、そもそも駅数が少なく、全線単線の豊川線でスピードアップなんか計れるものではなく、
全駅停車にし、利便性を上げたほうが確かに合理的ではありました。
が
ここでも名鉄の「迷」な部分が顔を出します。
問題は・・・
「稲荷口駅」「八幡駅」
この両駅は無人駅で駅員は居らず、集中管理システムにより管理された券売機と改札機だけがあるのみです。
・・・・あれ?名鉄をよく利用する人なら分かると思いますが・・・
この駅の券売機はこういうものです。
料金ボタンがずらっと並んでいますが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ・・・・
ミューチケットが買えない・・・・・・
そうなのです。この駅ではダイヤ改正当初特別車を連結した快特が停車するにも関らず、特別車両券「ミューチケット」が買えなかったのです。
そのため、ミューチケットは他駅、若しくは車掌から求めるしかなかったのです。
しかもあとから知り合いの名鉄乗務員にたずねた所、車掌もそのミューチケットを手持ちで4枚しかもっていなかったそうで、5人目からは座席指定ができなかったそうな・・・・
そして、特別停車の豊川線と名古屋本線の接続駅「国府」でも、流石「迷」な部分が存在しました。
この駅で、私1700や、2200の前に2両連結するのです。
「増結?名鉄では当たり前じゃん?」
いえ・・・・その連結するホームが「迷」なのです。
なんと、快特が到着するのは・・・・
「5番線」
国府駅を利用する人、良く知る人ならお察しできただろう。そう、この5番線は6両ホームなのである。
つまり・・・・
締め切り〜〜〜〜〜〜〜
しかし、良く考えていただきたい。名鉄の締め切りは、運転士側では絶対行わず、車掌側で行います。
つまり、車掌側・・・編成を考えてみると、後ろ2両は・・・・
特別車
一般車のドアは全て開くが、特別車のドアは全て開かない。
この列車の特別車に乗るには、一旦混雑している一般車から乗車しないといけないのだ。
これいかに・・・・
また、その後の停車駅も「迷」
特別停車駅「国府」の次の駅は・・・
「本宿」特別停車
「美合」特別停車
そして「東岡崎」
なんと、今まで快速特急が優雅に通過していたふた駅「本宿」「美合」にも特別停車してしまうのだ。
これは、ダイヤ改正により、朝の豊橋発の急行が一本も無くなってしまったがための策なのだ。
ここでうp主はこう思ったという。
「特別停車はさておき、東岡崎で連結せぇや・・・」
しかし、そんなうp主でもびっくりするほど「迷」な部分がまだあった。
それは、「所要時間」。
昼間の快特は東岡崎〜名鉄名古屋間の所要時間がぴったり30分。
急行なら特別停車無しに38分。
そしてこの快特岐阜行きの所要時間が・・・・
「37分」
急行と1分しか違わない。
ここでまたうp主はこう思ったそうです。
「なら急行でいいじゃねぇか・・・・」
fin
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