関電管内10%以上節電要請へ
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関電管内10%以上節電要請へ

7月20日 4時12分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

政府は、福井県の大飯原子力発電所1号機の運転停止などによって関西電力の夏場の電力事情が厳しさを増していることから、管内にある企業や家庭に対して去年夏のピーク時より10%以上をめどに自主的な節電を要請する方針を固めました。

関西電力を巡っては、大飯原発1号機が設備のトラブルで運転停止したことに加え、ほかの原発も定期検査に入ることから、11基のうち7基の運転が止まる見通しで、夏場の電力事情は厳しさを増しています。このため政府は、20日にも関係閣僚会合を開き、関西電力については原発の運転停止に加えて、中国電力の火力発電所のトラブルで融通される電力がなくなる時期もあるため、ピーク時の使用電力に対する供給力が最大で6.2%不足するおそれがあるとして、管内にある企業や家庭に対して、去年夏のピーク時より10%以上をめどに自主的な節電を要請する方針を固めました。一方、政府は北陸、中国、四国、九州の4つの電力会社の夏場の電力は供給不足に陥らない見通しだとしています。しかし、各社の余力は限られているとして、数値目標は掲げないものの、国民生活や経済活動に支障を与えない範囲で節電への協力を求めることを関係閣僚会合で確認することにしています。