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’11埼玉知事選:各候補「脱原発」に温度差 「全廃」「依存度下げる」 /埼玉

 福島第1原発事故による影響が収まりを見せない中で、31日に投開票が行われる知事選でも、各候補が原発をめぐる主張やエネルギー政策を訴えている。各候補は「脱原発」の姿勢では共通しているが、原発への依存度をどのように減らしていくかや、代替エネルギーの考え方には差も出ている。【林奈緒美】

 新人の原冨悟氏(63)は「現在の原発の技術は本質的に未完成で、極めて危険」と指摘。「子供たちに負の遺産を残さず、明るい未来を保障するため、期限を切ってすべての原発を廃止すべきだ」と、原発ゼロを訴える。

 現職の上田清司氏(63)は「最終処分技術などが確立されていない原発への依存は徐々に低めるべきだ」と主張する。「代替エネルギーの開発やコスト、実現への時間などについて冷静で緻密な論議が必要」との立場だ。

 新人の武田信弘氏(57)は原発について「撤退」を明言。「地震国日本に原発は無理。既に使用済み核燃料がたまり、原発を停止しても事故が起これば放射能漏れに至る」と危機感を示し、地熱発電の推進を強調する。

毎日新聞 2011年7月17日 地方版

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