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汚染疑い牛肉、県内9店舗販売 670キロ全量消費か
(2011年7月20日午前7時35分)
放射性セシウムに汚染された恐れのある福島県と新潟県産の肉牛6頭の肉670キロ弱が、福井県若狭町や福井市、鯖江市のスーパーなど県内9店舗で販売されていたことが19日分かった。県は具体的な販売日時を調査中だが、店舗へは5月中旬から7月上旬に仕入れられており、全量が消費者の手に渡り、消費された可能性が高いとみている。
県によると、この6頭の個体識別番号は新潟県産の「03862―07246」や「02443―82061」など。
福島県産は1頭分の約7キロを量販店「SUPER CENTER PLANT―2 上中店」(若狭町)が販売。東京都の食肉処理場を経た牛肉という。
新潟県産の5頭は長岡市の食肉処理場を経て県内に入った。食品スーパーのハニー麻生津店(福井市)など6店舗で3頭分計451キロが販売された。このほか、福井や鯖江市のスーパー、精肉店で約210キロが売られた。9店舗はすべて完売したという。
「PLANT―2」は県が公表した汚染の恐れがある牛肉の個体識別番号を調べ店舗側が県に連絡、新潟県産については、新潟県から県へ、流通について情報提供があった。
県は「問題の牛肉を数回食べたとしても健康に影響はない」と説明。「家庭で消費せず冷凍保存している場合などは、県健康福祉センター(保健所)に連絡してほしい」としている。
また県は19日、農林水産省の指示に基づき、県内全81の畜産農家と農場を対象に、東日本16都県で生産された稲わらが飼料や寝床として使われていないか、調査を始めた。
流通状況は次の通り。販売店舗名(住所)、個体識別番号(重量)、仕入れ日の順。
▽SUPER CENTER PLANT−2上中店(若狭町脇袋)03260−07929(6・9キロ)=仕入れ7月2日
▽ハニー麻生津店(福井市今市町)同松岡店(永平寺町松岡窪)同みゆき店(鯖江市御幸町1丁目)同住吉店(同市住吉町1丁目)同東陽店(同市川島町)同南条店(南越前町東大道)02443−82061(63・2キロ)03862−07246(44・5キロ)12512−19807(343・7キロ)=仕入れ5月17日〜6月2日
▽クランデール二の宮店(福井市二の宮2丁目)02443−82061(187・5キロ)12489−53950(20・0キロ)=仕入れ5月17〜27日
▽ミートデリカささき(鯖江市本町3丁目)12509−32455(3・0キロ)=仕入れ6月9日