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【プロ野球】

バレンティン連発 ヤクルト2位に7・5差

2011年7月20日 紙面から

横浜−ヤクルト 7回、2打席連続の本塁打を放ち笑顔で三塁に向かうヤクルト・バレンティン=横浜スタジアムで

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◆ヤクルト6−3横浜

 悩める主砲がようやく復調した。ヤクルトのバレンティンが2発など4安打5打点と大暴れ。5回無死一、三塁は中越えへ18号3ラン。7回は2打席連発となる19号ソロ。1回には適時打。チーム6得点のうち、一人で5点をたたき出した。

 打ちまくった開幕直後から一転、大不振で苦しんでいた。首脳陣の間ではスタメンから外すことも検討されたが、1日の広島戦(マツダ)以来15試合ぶりの本塁打、5月13日の横浜戦(横浜)で3発放って以来のマルチ本塁打となった。

 復調をアシストしたのは相川のバットだった。「練習中にちょっと借りて振ってしっくりきたので使わせてもらった。感謝感謝。もう返しません」。前夜に同点打を放った男のバットで、運気も引き寄せた。

 小川監督は試合前、「バレンティンが打ってくれないと。期待してもダメかな。でも悪口言っていると打つものですよ」と語っていた。“悪口”効果も絶大だったのか、見事にアーチ連発。これで横浜スタジアムでは5試合で6本塁打。打点はセ2位タイの40となった。チームも2位の中日、阪神に今季最大の7・5ゲーム差をつけた。復活の主砲とともに、ツバメがVロードを快走する。

  (後藤慎一)

 

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