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【プロ野球】

内海 セ一番乗り10勝 防御率もトップに

2011年7月20日 紙面から

◆巨人2−1中日

9回表に登板して締めくくった東野(左)の肩をポンとたたく、先発して10勝目を挙げた内海

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 粘った。勝った。巨人の内海が“王手”から5度目の挑戦でリーグ最速の10勝到達。「メチャクチャうれしい。10勝に乗せて後半戦に入りたいと思っていたし、何よりも(東野)峻が抑えてくれたのがうれしかった」。最後を弟分の東野が締める最高のリレーに笑顔が弾けた。

 昨季の二の舞いだけは避けたかった。9勝目をマークしたのは1カ月以上も前。昨季も開幕から5連勝スタートを切りながら夏場に2カ月もの“空白期間”を作ってしまった。しかし、心身ともに成熟の域に入った左腕に焦りはなかった。

 最も変わったのは登板間の調整方法だ。昨季までは不調になると練習量を増やす“オーバーワーク症候群”で、疲労をさらに蓄積させる悪循環にはまることがあった。しかし、今季は自ら走り込みを減らすなど、体調管理に細心の注意を払っている。8年目でようやく練習量を落とす“勇気”を手に入れたのだ。

 この日は直球が最速147キロをマーク。阿部が「スピードガンがぶっ壊れた」と笑い飛ばしたことに、「壊れてませんからね!」と反論したのも自信の表れだった。原監督も賛辞を惜しまない。「非常に苦しいチーム状況の中でも良い精神状態で投げてくれている。後半戦も柱として投げてほしい」。指揮官も待望していた「チームを救う真の男」。防御率もトップに立ってただいま2冠。その最有力候補は内海を置いてほかにいない。 (井上学)

 

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