7月18日の報告 玄海原発編
平成23年7月18日、名護屋城博物館にて館長以下、関係者との討論が終わったのち、博物館のすぐ近くにある玄海原発を訪れました。玄海原発の敷地には原発のテーマパークがあり、今回はそこでガイドの方から原発の基本から教えていただくことになりました。
博物館からの続きで10名の参加者で原発の仕組みなどを、日本で唯一設置されている実物大の模型を見ながら分かりやすく解説いただき、さらに九州における原発の重要性を改めて知ることができました。説明では現在、九州電力管内の原発は佐賀県と鹿児島県の2箇所に設置されており、この2箇所の原発で九州電力管内の電力需要およそ40%をまかなっているとのことでした。
ただし、ご承知の方も多いかと思いますが、定期点検が終わりいつでも原発の再開が可能となっているにも関わらず「地元の了解が得られない」 という理由で玄海原発は停止状態が続いています。なお、残りの九州電力の電力需要の多くは火力発電所でまかなわれているとのことでしたが、その設置箇所はなんと九州全域の200箇所以上に上っており、原発がたった2箇所で九州電力管内の40%の電力需要をまかなっているのに対して、火力発電の効率がいかに悪いかを数字の上からもはっきり理解できました。
九州電力本社前で人の迷惑考えずに座り込みを続ける反日左翼の爺が「九州電力管内では原発を止めても、火力発電所で不足分をまかなえる」 と狂ったように絶叫していたため、あらためてこの指摘が正しいかどうかを玄海原発の職員に尋ねてみたところ、答えは「まかなえない」というものでした。九電管内で200箇所以上にのぼる火力発電所の中で休止している発電所も、とくに石油単体型方式の発電所は老朽化が著しく再開するにしても点検や整備などで火が入るまでに2〜3年かかることもありますが、そもそも解体寸前の発電所を何年も維持できないとのことでした。また天然ガスとの混合型発電所や天然ガス単体方式の発電所も、原発と同じく点検が必要であり稼働率100%にすることは物理的に不可能です。最大で80%程度の稼動しか見込めない以上、火力発電所をもって原発停止にともなう不足電力をまかなうことはできないということです。
余談になりますが、見学コースの最後は玄海原発全体を見渡せる展望台に案内されましたが、そこに自然界の放射線量をリアルタイムに数字で表す機械がありました。そこで見学終了時に先崎福会長が九電の社員に「黄砂が吹いたあとは放射線量が増えているのではないか?」 と尋ねたところ、やはり黄砂が吹いてくると放射線量の数字が上がっているとのことでした。ぜひとも、「放射能汚染許すまじ」 と叫びまわっていた反原発を訴える九州の反日左翼の面々は、直ちに支那中共領事館に突撃していただきたいと思います。
こうして反日左翼の妄言がまたひとつ虚構であることが証明できただけでも、玄海原発まで足を運んだかいがあったというものですが、改めて原発の仕組みや地震対策などを勉強できたことは大変有意義でした。見学の後は、玄海原発のすぐ目の前で原発からの廃熱を利用した温室を訪れて、温室栽培のトマトを試食させていただきました。夏の日差しの中、喉が渇いていたところに程よく冷えた玄海トマトは大変美味で、試食した参加者一同「おいしい」 の連呼でした。
皆さまも機会がありましたらぜひ玄海原発を訪れてはいかがでしょうか?
平成23年7月20日(水) 在特会会長 桜井誠
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