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  シーカー 作者:安部飛翔
第四章
6話
ヴァリアス
Lv:95
年齢:32
筋力:S
体力:S
魔力:SS
敏捷:EX
器用:SSS
精神:SS
運勢:S
称号:不死殺し(アンデッド・キラー)、竜殺し(ドラゴン・バスター)、聖剣技の使い手、光神の神殿騎士、聖王の守護者
特性:闘気術、魔力操作、聖剣技、思考加速、思考分割、剣技上昇、聖属性、光属性、炎耐性、水耐性、土耐性、風耐性、毒耐性、光耐性、闇耐性
祝福:光神ヴァレリア
職業:剣皇
装備:聖剣ヴァレリア・ソード、神殿騎士のブレストプレート、神殿騎士のバックラー、光狼の革のジャケット、光狼の革のズボン、光狼の革靴
経験値:9999 次のLvまで0
預金:0コメル

「聖剣技?」
 興味深そうにスレイが呟く。
「代々聖王の守護の役割を与えられた者のみに伝えられる一子相伝の神聖なる剣技ですね」
 イリュアがその呟きに答えた。
「強いのか?」
 スレイの瞳に僅かに好戦的な色が宿る。
「それはもう、聖王の守護者が弱くては話にならないでしょう?」
 イリュアが告げ、ヴァリアスが僅かに誇らしげにする。
「しかし預金は0コメルなんだな」
「当然だろう?預金のままじゃ迷宮都市内でしか使えないんだ、迷宮都市の外に住むとなったら預金を引き出していくのは常識だろう?」
 ヴァリアスの言葉にノブツナが耳が痛そうな顔をし、そんなノブツナを娘のシズカがじと目で見ていた。
「ふむ、それでは次は儂かのう」
 そう言ってオウルがヴァリアスと入れ替わるように中心に立ち、探索者カードを掲げ、能力値を表示する。

オウル
Lv:97
年齢:90
筋力:SS
体力:SS
魔力:SS
敏捷:EX
器用:SS
精神:SS
運勢:A
称号:不死殺し(アンデッド・キラー)、竜殺し(ドラゴン・バスター)、闘術を極めし者、纏う者
特性:闘気術、魔闘術、思考加速、思考分割、格闘技上昇、無拍子、寸勁、浸透勁、化勁、明鏡止水、無念無想、心眼、聖属性、炎耐性、水耐性、土耐性、風耐性、毒耐性、光耐性、闇耐性
祝福:闘神バルス
職業:闘師
装備:聖拳スラッシュ、飛竜の革の武闘着、飛竜の革の帯、飛竜の革靴
経験値:9999 次のLvまで0
預金:0コメル

「ほう」
「こりゃあ」
 一同が唸り、中でもクロウとノブツナがその特性に驚いたような顔で感心した声を上げる。
「オウルはグランド家に師事した事があるのか?」
 スレイがその特性に疑問の声を上げる。
「いや、師事したことはないぞい。ただ道場破りをしてついでにいくつか技を盗ませてもらったがの」
「なるほどな」
 オウルが物騒な答えを返し、特に気にする事もなくスレイは頷いた。
 その会話に何人かが顔を引き攣らせる。
 オウルはそのまま元の位置に戻っていく。
「さて、次は私ですかね?」
 代わりにアロウンが中心に立つとカードを取り出し能力値を表示した。

アロウン
Lv:95
年齢:40
筋力:B
体力:A
魔力:EX+
敏捷:SSS
器用:SSS
精神:SSS
運勢:SS
称号:不死殺し(アンデッド・キラー)、竜殺し(ドラゴン・バスター)、魔導を極めし者
特性:魔力操作、思考加速、思考分割、魔法上昇、全魔法効果上昇、高速魔法、無詠唱、融合魔法、時属性、炎耐性、水耐性、土耐性、風耐性、毒耐性、光耐性、闇耐性
祝福:時間神クロノス
職業:魔賢帝
装備:時の魔杖、赤竜の革のローブ、赤竜の革靴
経験値:9999 次のLvまで0
預金:0コメル

「あら、珍しい。貴方、時間魔法の使い手なのね」
 サクヤが驚いたような声を出す。
 それほどに時間魔法の使い手とは珍しいものなのだ。
「ええ、まあ。しかしここに居る方々の殆どは平気で光速を越えるような化物ばかりなので、私の時間魔法も通用しないでしょうがね」
 やや自嘲気味に告げるアロウン。
 光速を越えるような規格外な者達は、時間の束縛すらも超越している、故に彼の言う事は事実であった。
「それでは次の方、お願いしますよ」
 そう言ってアロウンは元居た場所に戻っていく。
「それじゃあ次は俺の番かな」
 代わりに出てきたのはグラナルであった。
 カードを差し出し能力値を表示させる。

グラナル
Lv:96
年齢:40
筋力:SSS
体力:SSS
魔力:A
敏捷:EX
器用:SSS
精神:S
運勢:S
称号:不死殺し(アンデッド・キラー)、竜殺し(ドラゴン・バスター)、バーサーカー、魔物騎兵モンスター・ライダー、傭兵王
特性:狂化×5、思考加速、戦技上昇、指揮能力上昇、士気高揚、魔物騎乗モンスターライディング、覇属性、魔属性、炎耐性、水耐性、土耐性、風耐性、毒耐性、光耐性、闇耐性
祝福:戦神アレス
職業:覇戦士
装備:覇王のランス、覇王のツーハンデッドソード、覇王のプレートメイル、覇王の大盾
経験値:9999 次のLvまで0
預金:0コメル

「ほう、これは」
「流石は実際の戦争を数多く経験している傭兵王ということですかな?」
 アルスとアイスがその指揮能力向上と士気高揚の特性を見て感心したように話す。
「父上は、未だ激戦の続くディラク島の最大国家の国主でありながら、全くこういう特性を習得してませんよね?いつも単騎で突っ込んで行きますから」
 シズカの皮肉にノブツナは罰が悪そうにそっぽを向く。
「ふむ、グラナル殿の乗騎といえば、グリフォンでしたな。ペガサスに騎乗したブレイズ殿とのぶつかり合いなど実に幻想的な光景だったのを覚えておりますぞ」
 オウルがどこか懐かしそうに呟き、グラナルは僅かに嫌そうな顔をする。
 そのままグラナルは元の位置に戻り、代わりにブレイズが中心に立つ。
「それでは、次は私が」
 そしてブレイズは能力値を表示しカードを掲げた。

ブレイズ
Lv:96
年齢:35
筋力:SS
体力:SS
魔力:A
敏捷:EX
器用:SSS
精神:SS
運勢:SS
称号:不死殺し(アンデッド・キラー)、竜殺し(ドラゴン・バスター)、聖獣騎兵ホーリー・ライダー
特性:闘気術、魔力操作、思考加速、剣技上昇、カリスマ、聖獣騎乗ホーリー・ライディング、光属性、聖属性、炎耐性、水耐性、土耐性、風耐性、毒耐性、光耐性、闇耐性
祝福:剣神フツ
職業:剣皇
装備:英雄のロングソード、英雄のブレストプレート、英雄のバックラー、英雄の服、英雄のズボン、英雄の靴
経験値:9999 次のLvまで0
預金:0コメル

「これは、また」
「グラナル殿とは実に対照的ですな」
 そのカリスマと聖獣騎乗の特性を見て、グラナルと比較し、感心したように頷くアルスとアイス。
 覇王と英雄、実に対照的な二人であった。
「それでは、これで」
 そのまま遠慮深く、元の位置に戻っていくブレイズ。
「それじゃあ次は私かねぇ」
 そう言って、ミネアが中心に立つ。
 そのままカードを取り出し能力値を表示した。

ミネア
Lv:98
年齢:34
筋力:SS
体力:SS
魔力:A
敏捷:EX
器用:EX
精神:SSS
運勢:A
称号:不死殺し(アンデッド・キラー)、竜殺し(ドラゴン・バスター)、蟲毒の主、念操絃者、バーサーカー
特性:狂化×5、思考加速、思考分割、戦技上昇、蟲毒血、オリハルコンの操糸術、毒属性、炎耐性、水耐性、土耐性、風耐性、毒耐性、光耐性、闇耐性
祝福:戦神アレス
職業:覇戦士
装備:吸血のレイピア、オリハルコンの糸、ミスリル絹のタンクトップ、ミスリル絹のスパッツ、地竜の革のハイヒール
経験値:9999 次のLvまで0
預金:0コメル

「ぬう」
「これは」
 知識としては知っていたこととはいえ、オウルとヴァリアスが思わず唸る。
 それだけでなく他の誰もが知ってはいても、驚きを隠せないでいた。
 蟲毒血とはどれほどの毒の耐性を持った存在であっても一滴浴びるだけで死に至る最強の毒である。
 蟲毒の法に置いて人間の赤子が生き残るなどという天文学的な確率の奇跡が起こって、初めてその持ち主は生まれる。
 つまりほぼ絶対にあり得ないということだ。
 そのあり得ない奇跡の主がここに居る。
 しかも吸血のレイピア。
 これは本来持ち主の血を啜るという呪われた伝説レジェンド級のシークレットウェポンだが、その持ち主が蟲毒血の持ち主となれば、掠るだけで相手を死に至らしめる凶悪な武器となる。
 さらにオリハルコンの操糸術。
 精神感応金属であるオリハルコンの、ミクロ単位の細く、キロ単位の長い糸を、自らの身体に埋め込み、自らの意思により自在に操る技術。
 まさに“毒蜂”“毒蜘蛛”の二つ名通りの存在である。
 誰しもが僅かな恐怖は隠せない中、全く動じていないのはスレイとディザスターとフルールくらいのものであろう。
 そんなスレイを興味深げに見つめながら、ミネアは元の立ち位置へと戻っていった。


面白いと思ってもらえたらどうぞ宜しくお願いします。



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