【韓国】ハゲでない人をハゲと罵った罪で罰金支払い命令
昨年6月、インターネット上で知り合った韓国のユーザー同士が、オンラインゲーム上でけんかとなった。詳しいきっかけについては不明だが、一方の人物が相手に対して「ハゲ」と罵ったことが問題となり、裁判にまで発展したのである。
名誉毀損について争われた裁判、第一審で、ハゲと言ったキム氏(仮名)は、無罪との判決がでた。しかし原告はこれを不服として控訴。迎えた第二審では一審判決が覆り、なんと罰金刑の判決が下されたのである。
この事件は昨年6月8日、釜山(プサン)のとあるホテルで、キム氏はオンラインゲームをプレイしていた。かねてから不仲であったゲーム仲間を「ハゲ頭」と罵り、中傷した文言を他のユーザーにも見える形で公開していたのである。
快く思わなかった相手は、名誉毀損で訴えを起こし、一審では「『ハゲ頭』は一般的な言葉で、この言葉自体に軽蔑や卑下の意味が含まれているとは考えにくい」として、訴えを退けた。これで速やかに事態解決になると思いきや、原告が控訴。
最近開かれた第二審で、「『ハゲ頭』という表現は、否定的イメージとともに社会的評価を低下させて可能性がある」として、キム氏に罰金30万ウォン(約2万2000円)の支払いを命じたのである。今回争点になったのは、言われた相手が「ハゲ」でないことだった。したがって、不当なレッテルを貼り付けたと裁判所は判断したものと思われる。
この判決に対して韓国ネットユーザーからは、「言葉よりも、相手を侮辱する意図があったかどうかが大事なんじゃ?」、「ハゲでないなら、社会的信頼を傷つけることを言ってはいけないだろう」、「じゃあハゲは何て呼べばいいんだよ」など、さまざまな意見が寄せられているようだ。
それにしても、裁判で争うほどのことではないと思うのだが……。この2人が和解する日は訪れるのだろうか?
参照元:dcnews.in(ハングル)(情報提供:ロケットニュース24)
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