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【プロ野球】小川采配ズバリで同点 ヤクルト 勝ちに等しいドロー2011年7月19日 紙面から
◆横浜2−2ヤクルトヤクルトが、驚異の粘りで勝ちに等しいドローに持ち込んだ。1点を追う9回。小川監督の采配がズバリとはまった。 先頭の宮本が右前打で出塁すると、続く川端の時に思い切った作戦。初球にバスターエンドランを敢行した。バントの構えから一転して強打。打球は中前へ抜け一、三塁となると、ここで相川が中前へ同点打。土壇場の9回、守護神・山口から貴重な1点を奪った。 「よく川端が打ってくれた。山口ですから、追い込まれる前に勝負にいかないと」。バスターエンドランについて聞かれた小川監督はニンマリだった。「初球、大きく外されたりフォークを投げられたら、という不安はあったが、選手を信頼しました」。勝負をかけた作戦が見事に的中した。 先発・七条は3イニング2/3を2失点で降板。打線は横浜の新人・須田を打ち崩せずにいた。それでも、8回に登板した久古が無失点に抑え、流れを引き寄せた。指揮官は「神様、久古様ですね。普段はボーッとしているけど、新人でこれだけ貢献している」と絶賛した。 負ければ5月18日から25日に5連敗して以来、久々となる3連敗だった。2位・中日、3位・阪神はキッチリ勝っていただけに、余計に負けなかったのが大きい。「こんなことを言っちゃ何だけど、今年は貯金がある。負けないということは大変なことだと思うんです。それは私の野球観。違うかもしれないけどね」。指揮官は控えめに喜んだ。(後藤慎一) PR情報
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