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セシウム汚染牛出荷、648頭に…新潟・山形も
放射性セシウムに汚染された稲わらが肉牛に与えられていた問題で、福島県は18日、新たに県内7戸の畜産農家で汚染された疑いのある稲わらが与えられ、計411頭が出荷されたと発表した。
新潟、山形県も、放射性セシウムに汚染された宮城県産の稲わらを使用した畜産農家があり、それぞれ24頭と70頭を出荷していたと発表。福島県で判明していた143頭と合わせ、汚染された稲わらを食べた疑いのある牛の出荷は3県で計648頭となった。
出荷された牛への汚染された稲わら投与が福島県産以外で発覚したのは初めて。新潟県の24頭は4~6月、同県内と東京都の食肉処理場に出荷されていた。
福島県産の411頭は3月28日~今月6日、福島、埼玉、栃木、群馬、兵庫県と東京都の食肉処理場に出荷。出荷したのは二本松市、本宮市、須賀川市、白河市、会津坂下町の各1戸と郡山市2戸の計7戸の畜産農家で、本宮市の1戸が与えた稲わらからは一連の問題の中で最高値となる1キロ・グラムあたり69万ベクレルの放射性セシウムを検出。
水分を含んだ状態に換算すると、暫定規制値(300ベクレル)の523倍に相当する。
福島県は、18日までの予定だった県内全農家に対する肉用牛の出荷自粛要請期間を延長した。
(2011年7月19日 読売新聞)
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